株式会社WEBRIES
ホームページ制作HP×SEO

ホームページのSEO対策入門【制作時にやるべきこと】

2026.04.05 公開 | 読了時間 約12分

「ホームページを作ったのに、検索しても出てこない」 「SEO対策が大事だと聞くけど、何をすればいいのかわからない」

ホームページを作っただけでは、Googleの検索結果には表示されません。 正確に言えば、表示はされるかもしれませんが、検索結果の3ページ目以降に埋もれている状態です。 ユーザーの9割以上は検索結果の1ページ目しか見ないため、2ページ目以降は「存在しないのと同じ」です。

SEO対策とは、ホームページを検索結果の上位に表示させるための施策の総称です。 そしてSEO対策には、「ホームページを作るときにやるべきこと」と「作った後に継続的にやるべきこと」の2つのフェーズがあります。

この記事では、ホームページ制作時に必ず実施すべきSEO対策と、制作後に取り組むべき施策を、初心者にもわかるように解説します。

ホームページ制作の全体像はホームページ制作の基礎知識にまとめています。 SEO対策の全体像をより深く知りたい方はSEO対策とは?基本と実践を徹底解説もあわせてご覧ください。

HP制作時にやるべきSEO対策

制作段階で組み込む9つのSEO土台

ホームページの制作段階で実装しておくべきSEO対策は、大きく「技術的な対策」と「コンテンツの対策」に分かれます。 制作後にこれらを追加するのは手間もコストもかかるため、最初から組み込んでおくことが重要です。

titleタグの最適化

SEOで最も重要なHTML要素 ― 検索順位に直接影響

titleタグは、検索結果に表示されるページタイトルです。 SEOにおいてもっとも重要なHTML要素であり、検索順位に直接影響します。

最適化のルールはシンプルです。

各ページに固有のtitleタグを設定する。 全ページが同じtitleになっているサイトは意外に多い。これはSEO上、致命的なミスです。

狙いたいキーワードをtitleに含める。 「税理士事務所のホームページ」ではなく、「新宿区の税理士事務所|法人税・確定申告のご相談は○○税理士事務所」のように、地域名やサービス名を含めます。

文字数は30〜35文字に収める。 検索結果に表示される文字数には限りがあります。 長すぎると途中で切れてしまい、内容が伝わりません。

titleタグの先頭に重要なキーワードを置く。 検索エンジンは、タイトルの前半をより重視する傾向があります。

meta descriptionの設定

meta descriptionは、検索結果のタイトル直下に表示される説明文です。 検索順位に直接影響するわけではありませんが、クリック率(CTR)に大きく影響します。

各ページに固有のmeta descriptionを設定してください。 文字数は80〜120文字が目安。 そのページの内容を簡潔に説明し、「読んでみたい」と思わせる文章を書きます。

meta descriptionが設定されていない場合、Googleがページ内の文章を自動的に抜粋して表示しますが、これが必ずしも最適な文章とは限りません。 自分でコントロールできる部分は、自分で設定すべきです。

見出し構造(h1〜h6)の整理

見出しタグ(h1、h2、h3...)は、ページの内容を構造化するためのHTML要素です。 検索エンジンは見出しを手がかりに、ページの内容を理解します。

h1タグは各ページに1つだけ設定する。 h1はそのページの主題を示すものであり、複数設定すると検索エンジンが「このページは何について書かれているのか」を判断しにくくなります。

見出しの階層構造を守る。 h1の下にh2、h2の下にh3、という階層を正しく使います。 デザインの都合でh2を飛ばしてh3を使う、といったことは避けましょう。

見出しにキーワードを自然に含める。 「当社について」ではなく「新宿区で○○サービスを提供する△△株式会社について」のように、キーワードを含んだ見出しにします。 ただし、不自然なキーワードの詰め込みは逆効果です。

URL構造の設計

ページのURL(パーマリンク)は、一度決めたら変更しにくい要素です。 制作時に適切な構造を設計しておきましょう。

短く、わかりやすいURLにする。 「https://example.com/service/web-design」のように、URLを見ただけでページの内容がわかるのが理想です。https://example.com/?p=123」のような意味不明なURLは避けましょう。

日本語URLは避ける。 ブラウザ上では問題なく表示されますが、コピーペーストやリンク共有の際にエンコードされて長い文字列になり、不便です。

階層構造を反映する。 「/service/」の下に各サービスページ、「/blog/」の下にブログ記事、というように、サイト構造とURL構造を一致させます。

内部リンクの設計

内部リンクとは、同じサイト内のページ同士をつなぐリンクのことです。 内部リンクは、ユーザーの回遊性を高めるだけでなく、検索エンジンがサイト全体の構造を理解するための重要な手がかりになります。

すべてのページから2クリック以内でたどり着ける構造が理想。 グローバルナビゲーション(ヘッダーメニュー)に主要ページへのリンクを設置し、各ページ内からも関連ページへリンクを張ります。

パンくずリストを設置する。 パンくずリストは「トップ > サービス > Web制作」のような階層ナビゲーションです。 ユーザーの利便性向上と、検索エンジンへのサイト構造の伝達の両方に効果があります。

内部リンクの詳しい設計方法は内部リンクとは?SEO効果と最適化の方法で解説しています。

モバイル対応(レスポンシブデザイン)

スマホサイトの品質が検索順位の判定基準になっている

Googleは2019年からモバイルファーストインデックスを全面適用しています。 つまり、PCサイトではなくスマホサイトの品質が検索順位の判定基準になっています。

スマホで快適に閲覧できることは、SEO上の必須条件です。

レスポンシブデザインで構築する。 PCとスマホで別々のサイトを作るのではなく、1つのHTMLで画面サイズに応じてレイアウトが変わるレスポンシブデザインが推奨されています。

タップしやすいボタンサイズにする。 ボタンやリンクの最小サイズは48px四方が推奨。 小さすぎると誤タップの原因になり、ユーザー体験が悪化します。

横スクロールを発生させない。 テーブル(表)が横に長い場合は、スマホで横スクロールが発生しやすい。 レスポンシブで表を縦に並べ替えるか、横スクロール可能な領域として明示する設計が必要です。

ページ速度の最適化

ページの読み込み速度は、Googleのランキング要因の1つです。 さらに、表示に3秒以上かかるページは、53%のユーザーが離脱するというデータもあります。

画像を適切に圧縮する。 画像はページ容量の大部分を占めます。 JPEG/PNGをWebP形式に変換するだけで、品質を保ちながらファイルサイズを50〜80%削減できます。

使用しないCSS/JavaScriptを読み込まない。 テーマやプラグインが不要なファイルを読み込んでいることがあります。 ページの表示に必要ないファイルは削除または遅延読み込みにしましょう。

サーバーの応答速度を確認する。 格安のレンタルサーバーは、アクセスが集中すると極端に遅くなることがあります。 月額1,000円以上のサーバー(エックスサーバー、ConoHa WINGなど)を選ぶことを推奨します。

ページ速度はGoogleのPageSpeed Insightsで無料で計測できます。 モバイルのスコアが50以上であれば最低限OK、70以上を目指したいところです。

SSL化(HTTPS対応)

SSLとは、ウェブサイトとユーザーの間の通信を暗号化する仕組みです。 URLが「http://」ではなく「https://」で始まるサイトは、SSL化されています。

GoogleはHTTPSをランキングシグナル(検索順位の判定基準)として使用していると明言しています。 2026年現在、SSL化されていないサイトはブラウザに「保護されていない通信」と警告が表示されるため、ユーザーの信頼性にも影響します。

レンタルサーバーの多くは、無料のSSL証明書(Let's Encrypt)を提供しています。 新規でサイトを作る場合は、最初からHTTPSで構築しましょう。

構造化データの実装

構造化データとは、ページの内容を検索エンジンに「機械が読める形」で伝えるためのマークアップです。 適切に実装すると、検索結果にリッチリザルト(星評価、FAQ、パンくずリストなど)が表示され、クリック率が向上します。

コーポレートサイトで実装すべき構造化データは以下の通りです。

Organization(会社情報)。 LocalBusiness(地域ビジネスの場合)。 BreadcrumbList(パンくずリスト)。 FAQPage(FAQがあるページ)。

WordPressであれば、Yoast SEOやRank Mathなどのプラグインで簡単に実装できます。

Googleサーチコンソールとアナリティクスの設定

ホームページを公開する前に、以下の2つのツールを必ず設定してください。

Googleサーチコンソール。 自分のサイトがGoogleにどのように認識されているかを確認するツール。 検索クエリ、表示回数、クリック数、検索順位などのデータが取得できます。 XMLサイトマップの送信もここから行います。

Googleアナリティクス。 サイトのアクセス数、ユーザーの行動、流入元などを分析するツール。 「どのページがよく見られているか」「どこから来たユーザーが問い合わせに至っているか」などを把握できます。

この2つのツールは無料で使えます。 設定していないと、サイトのパフォーマンスを数値で把握できず、改善の方向性が見えません。

制作後に取り組むべきSEO施策

公開後の成長エンジン ― 5つの継続施策

ホームページを公開した後も、SEO対策は継続的に行う必要があります。 制作時の対策が「土台」だとすれば、制作後の対策は「成長」のための施策です。

コンテンツSEO --- ブログ・コラムの運営

検索意図に合った3,000字以上の記事で自然流入を増やす

コンテンツSEOとは、ユーザーが検索するキーワードに対応した記事を作成し、検索流入を増やす施策です。

たとえば、税理士事務所であれば「確定申告 やり方」「法人税 節税 方法」「年末調整 書き方」といったキーワードで記事を書きます。 これらの記事が検索上位に表示されれば、見込み客が自然にサイトに訪れるようになります。

コンテンツSEOのポイントは3つ。

検索ボリュームのあるキーワードを選ぶ。 誰も検索しないキーワードで記事を書いても、アクセスは増えません。 Googleキーワードプランナーやラッコキーワードなどのツールで、月間検索ボリュームを確認しましょう。

検索意図に合った記事を書く。 「確定申告 やり方」で検索する人は、確定申告の具体的な手順を知りたい。 会社の宣伝ではなく、ユーザーの疑問に答える記事を書くことが最優先です。

1記事あたり3,000字以上を目安にする。 薄い内容の記事を量産しても、検索上位には表示されません。 1つのテーマを深掘りし、読者が満足する情報量を提供しましょう。

MEO対策 — Googleビジネスプロフィールの活用

MEO(Map Engine Optimization)は、Googleマップの検索結果で上位表示を狙う施策です。 実店舗を持つビジネスであれば、SEO対策と並行して必ず取り組むべきです。

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)に登録し、以下の情報を正確に設定します。

ビジネス名、住所、電話番号、営業時間。 カテゴリ(業種)の選択。 写真の掲載(外観、内観、スタッフ、商品など)。 投稿機能を使った定期的な情報発信。

口コミの獲得も重要です。 Googleマップの口コミ数と評価は、ローカル検索の順位に影響します。 お客様にレビューをお願いする仕組みを作りましょう。

被リンクの獲得

被リンクとは、他のウェブサイトから自社サイトに張られるリンクのことです。 Googleは被リンクを「他のサイトからの推薦」として評価するため、質の高い被リンクが多いサイトは検索順位が上がりやすくなります。

被リンクを獲得する正当な方法はいくつかあります。

取引先や業界団体のサイトにリンクを掲載してもらう。 業界メディアに寄稿する。 自治体や商工会議所の会員企業一覧に掲載してもらう。 独自の調査データやノウハウを公開し、引用されるコンテンツを作る。

被リンクの購入や、相互リンクの大量設置は、Googleのガイドライン違反です。 ペナルティを受けると検索結果から除外される可能性があるため、絶対に避けてください。

内部対策の詳細については内部SEOとは?具体的な施策と実装方法で解説しています。

既存ページの改善(リライト)

公開したページを放置せず、定期的に内容を見直すことも重要です。

Googleサーチコンソールで、表示回数はあるのにクリック率が低いページを見つけましょう。 titleタグやmeta descriptionを改善するだけで、クリック率が2倍になることもあります。

また、検索順位が10〜20位(2ページ目)に位置するページは、少しの改善で1ページ目に押し上げられる可能性があります。 コンテンツの加筆、情報の更新、見出し構造の改善などを試してみてください。

定期的なサイト監査

半年〜1年に1回、サイト全体のSEO監査を行いましょう。

404エラー(リンク切れ)がないか。 表示速度が低下していないか。 モバイル表示に問題がないか。 コンテンツが古くなっていないか。 新しい競合サイトが出てきていないか。

無料のSEO監査ツール(Screaming Frog、Ahrefs Webmaster Toolsなど)を活用すれば、技術的な問題を自動で検出できます。

SEO対策の効果が出るまでの期間

効果が出るまでの現実的なタイムライン

SEO対策を始めてから効果が出るまでの期間は、一般的に3〜6ヶ月です。 ただし、これは様々な条件によって大きく変わります。

新規サイトの場合

まったく新しいドメインでサイトを公開した場合、Googleがそのサイトを信頼するまでに時間がかかります。 これを「サンドボックス期間」と呼ぶことがあります。

新規サイトの場合、最初の3ヶ月はほとんどアクセスがないと思ってください。 6ヶ月目あたりから徐々に検索流入が増え始め、1年後に安定した流入が見込めるようになります。

この期間を短縮するためにできることは限られていますが、コンテンツの質と量を上げること、Googleサーチコンソールにサイトマップを送信すること、SNSやメールマガジンでサイトへの流入を作ること、などが有効です。

既存サイトの場合

すでにドメインが一定期間運用されている場合、新しいコンテンツの効果は比較的早く表れます。 2〜4週間で検索結果に表示され始め、2〜3ヶ月で順位が安定することが多いです。

ただし、技術的な問題(ページ速度の遅さ、モバイル対応の不備など)がある場合は、まずそれを解消しないとコンテンツの効果も出にくくなります。

競合の強さによる違い

狙うキーワードの競合が強い(大手企業や権威性の高いサイトが上位を占めている)場合、上位表示までに1年以上かかることもあります。

逆に、競合が弱いキーワード(ニッチな業界、地域名を含むキーワードなど)であれば、1〜2ヶ月で上位表示されることもあります。

中小企業のSEO戦略としては、まず競合が弱いキーワードから着手し、小さな成功体験を積み重ねながら、徐々に競合が強いキーワードに挑戦していくのが現実的です。

効果測定の方法

SEO対策の効果は、以下の指標で測定します。

Googleサーチコンソールの「検索パフォーマンス」で、表示回数・クリック数・平均掲載順位を確認する。 Googleアナリティクスで、オーガニック検索(自然検索)からの流入数を確認する。 問い合わせフォームの送信数を確認する。

月次でこれらの数字を記録し、推移を追いかけましょう。 「先月より何%増えたか」を把握することで、施策の効果を客観的に判断できます。

FAQ

SEO対策は自分でできる?制作会社に任せるべき?

制作時の技術的なSEO対策(titleタグ、見出し構造、ページ速度など)は、制作会社に任せるのが確実です。 制作後のコンテンツSEO(ブログ記事の執筆など)は、自社でできる部分が多い。 キーワード選定や記事の構成は学べばできますし、自社の専門知識を活かした記事は外注よりも説得力が出ます。

SEO対策にかかる費用は?

自社で行う場合は、ツールの利用料(月額数千円〜数万円)程度です。 SEO会社に外注する場合は、月額5万〜30万円が相場。 内容は、キーワード調査、記事作成、技術的な改善提案などが含まれます。 「月額3万円で検索1位を保証します」のような業者は信頼できません。SEOに順位保証はできないからです。

WordPressはSEOに強い?

WordPress自体がSEOに強いわけではありません。 しかし、SEOに必要な設定(titleタグ、meta description、パンくずリスト、構造化データなど)を簡単に行えるプラグインが豊富にあるため、SEO対策がしやすいCMSであることは確かです。 Yoast SEOやRank Mathなどのプラグインを導入することを推奨します。

SEO対策をしないとどうなる?

社名で検索しても表示されない可能性があります。 とくに競合が多い業界では、SEO対策なしでは検索結果の上位に表示されることはまずありません。 名刺やパンフレットにURLを記載して直接アクセスしてもらう分には問題ありませんが、新規顧客の獲得手段としては機能しません。

SEO対策は一度やれば終わり?

終わりません。 Googleのアルゴリズムは年間数百回更新されており、昨日まで有効だった施策が明日は効かなくなることもあります。 競合もSEO対策を進めているため、現状維持は実質的に後退を意味します。 最低でも月に1回はサーチコンソールで順位を確認し、コンテンツの更新や追加を続けることが必要です。

まとめ

ホームページのSEO対策は、「制作時の対策」と「制作後の対策」の2段階で構成されます。

制作時にやるべきことは、titleタグ・meta descriptionの最適化、見出し構造の整理、URL構造の設計、内部リンクの設計、モバイル対応、ページ速度の最適化、SSL化、構造化データの実装、Googleサーチコンソールとアナリティクスの設定。 これらは制作の段階で組み込んでおくべき「土台」です。

制作後に取り組むべきことは、コンテンツSEO(ブログ運営)、MEO対策、被リンク獲得、既存ページの改善、定期的なサイト監査。 これらは「成長」のための継続施策です。

効果が出るまでの期間は3〜6ヶ月。 新規サイトの場合は1年かかることもあります。 焦らず、正しい施策を地道に続けることが、検索上位表示への唯一の近道です。

ホームページ制作の全体的な流れはホームページ制作の基礎知識にまとめています。 SEO対策の詳細はSEO対策とは?基本と実践を徹底解説を、内部SEOの具体的な施策は内部SEOとは?具体的な施策と実装方法をあわせてご覧ください。 集客全般についてはホームページで集客する方法も参考になります。

ホームページ制作のご相談はWEBRIESへ

ご予算に合わせた最適なプランをご提案します。

無料相談はこちら