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ホームページ制作維持費

ホームページの維持費・管理費の内訳と相場【月額いくら?】

2026.04.05 公開 | 読了時間 約12分

ホームページは「作って終わり」ではありません。

公開後には毎月の維持費がかかります。 ドメイン、サーバー、SSL、保守管理、コンテンツ更新。 項目を知らずに契約すると、想定外の出費に悩まされることになります。

特に注意したいのが、保守費用の「中身」を把握しないまま払い続けているケースです。 月額の保守契約を結んだものの、実際には何をしてもらっているのかわからない。そんな状態で毎月数万円を支払っている中小企業は少なくありません。 保守の内訳を理解し、自社で対応できる範囲と外注すべき範囲を切り分けることが、コスト最適化の第一歩です。

この記事では、ホームページの維持費に含まれる項目を一つひとつ解説し、自己管理と外注それぞれの費用相場を比較します。 コストを抑えるための具体的な方法もまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。

ホームページ制作全体の費用感についてはホームページ制作の完全ガイドをご覧ください。

1. ホームページの維持費とは?内訳を解説

維持費の正体 — 固定費と変動費の全項目

ホームページの維持費は、大きく分けて「固定費」と「変動費」の2種類に分類できます。

固定費は「サイトを公開しているだけで発生する費用」、変動費は「運用の仕方によって金額が変わる費用」です。 この2つを分けて把握することが、コスト管理の基本です。

それぞれの項目を詳しく見ていきましょう。

固定費:毎月・毎年必ず発生する費用

ドメイン費用

ドメイン・サーバーは「自社名義」が鉄則

ドメインとは、ホームページのURL(例:example.co.jp)のことです。 ドメインは年間契約で、毎年更新費用がかかります。

一般的な相場は以下のとおりです。

ドメインの種類年間費用の目安月額換算
.com1,500〜2,000円約125〜167円
.jp3,000〜4,000円約250〜333円
.co.jp4,000〜8,000円約333〜667円
その他(.net, .org等)1,500〜3,000円約125〜250円

.co.jpは法人専用のドメインで、信頼性が高い反面、やや割高です。 中小企業であれば.comや.jpでも十分です。

注意点として、初年度は安くても2年目以降に値上がりするドメインがあります。 特に「.shop」「.tokyo」「.online」などの新しいドメインは、初年度が100円未満でも、2年目以降は3,000〜5,000円に跳ね上がるケースがあります。 契約前に更新費用を確認しておきましょう。

もうひとつ重要なのが、ドメインの名義です。 制作会社名義でドメインを取得した場合、制作会社を変更する際にドメインの移管でトラブルになるケースが多発しています。 必ず自社名義で取得し、管理権限は自社で保持してください。 ドメインの基礎知識についてはドメイン・サーバーの基礎知識で詳しく解説しています。

サーバー費用

ホームページのデータを保管し、インターネット上に公開するためのサーバーです。 レンタルサーバーを利用するのが一般的で、月額制が主流です。

サーバーの種類月額費用の目安特徴適したサイト規模
共用サーバー(エコノミー)500〜1,000円小規模サイト向け、安価月間PV1万以下
共用サーバー(スタンダード)1,000〜3,000円中小企業サイトに最適月間PV1〜10万
VPS(仮想専用サーバー)2,000〜10,000円カスタマイズ性が高い月間PV10〜50万
専用サーバー10,000〜50,000円以上大規模サイト・高アクセス向け月間PV50万以上

大半の中小企業サイトであれば、共用サーバーのスタンダードプラン(月額1,000〜3,000円)で問題ありません。

代表的なレンタルサーバーの比較は以下のとおりです。

サーバー名月額費用特徴
エックスサーバー990円〜速度・安定性が高い。国内シェアNo.1
ConoHa WING880円〜表示速度が速い。管理画面が使いやすい
さくらのレンタルサーバ500円〜老舗。コスパが良い
ロリポップ!220円〜低価格帯で最も安い
mixhost990円〜高性能。WordPress特化

どのサーバーを選んでも、中小企業サイトであれば大きな差はありません。 管理画面の使いやすさ、サポートの質、WordPressの簡単インストール機能の有無で選ぶとよいでしょう。

SSL証明書

SSLとは、サイトの通信を暗号化する仕組みです。 URLが「https://」で始まるサイトはSSLが適用されています。

現在はほとんどのレンタルサーバーで無料のSSL証明書(Let's Encrypt)が利用可能です。

ただし、企業認証型(OV)や拡張認証型(EV)のSSLを使う場合は、年間数万〜十数万円の費用がかかります。

SSL証明書の種類年間費用特徴
ドメイン認証型(DV)無料〜数千円最低限の暗号化。無料版で十分
企業認証型(OV)3万〜10万円企業の実在確認あり。金融・医療向け
拡張認証型(EV)10万〜30万円最高レベルの認証。大企業向け

中小企業サイトであれば、無料SSLで十分です。 Googleの検索順位においても、無料SSLと有料SSLに差はありません。

変動費:状況に応じて発生する費用

CMS(WordPress等)の保守・アップデート

CMS放置はセキュリティインシデントの温床

WordPressを使っている場合、本体・テーマ・プラグインの定期的なアップデートが必要です。

アップデートを怠ると、セキュリティの脆弱性を突かれてサイトが改ざんされるリスクがあります。 実際に、WordPress関連のセキュリティインシデントは毎年数万件規模で報告されています。 2025年のSucuriの調査では、改ざんされたWebサイトの約40%がWordPressサイトだったというデータもあります。

アップデートを怠るリスクは深刻です。 サイトの改ざん(スパムサイトへのリダイレクト)、個人情報の漏洩、Googleによるペナルティ(「このサイトは危険です」という警告表示)など、事業に直結する被害が発生する可能性があります。

自分で行う場合は費用はかかりませんが、技術的な知識が必要です。 外注する場合は月額5,000〜30,000円が相場です。

アップデート作業の頻度と内容を整理します。

対象推奨頻度注意点
WordPress本体リリース後1〜2週間以内メジャーアップデートは事前にバックアップ必須
テーマリリース後1〜2週間以内カスタマイズ内容が消える場合あり
プラグインリリース後1週間以内互換性の問題が発生する場合あり
PHPサーバー側でのバージョンアップ対応状況の事前確認が必要

コンテンツの更新・修正

お知らせの追加、サービス内容の変更、ブログ記事の投稿など、コンテンツの更新にも費用がかかる場合があります。

自分で更新できるCMSを導入していれば、この費用は発生しません。 しかし、制作会社に更新を依頼する契約の場合は、1回あたりの更新費用や月額の保守契約料が必要です。

更新内容外注時の費用目安自社対応の場合
テキスト修正(簡単なもの)3,000〜5,000円/回0円(CMS利用時)
画像の差し替え3,000〜10,000円/回0円(CMS利用時)
ページの新規追加10,000〜50,000円/回0円(テンプレート利用時)
ブログ記事の執筆代行10,000〜50,000円/記事自分の時間コスト
バナー画像の制作5,000〜20,000円/枚デザインスキルが必要

更新頻度が高い場合は、月額定額の保守契約のほうがコストパフォーマンスが良いでしょう。 例えば月に5回テキスト修正を依頼すると1.5万〜2.5万円かかりますが、月額定額の保守契約なら1万〜1.5万円に収まるケースが多いです。

一方、更新頻度が月1〜2回程度であれば、都度依頼のほうが割安です。 自社の更新頻度を把握した上で、最適な契約形態を選びましょう。

セキュリティ対策

ファイアウォールの設定、不正アクセスの監視、バックアップの取得など、セキュリティ対策にも費用がかかります。

レンタルサーバー側で基本的なセキュリティ機能が提供されていることが多いですが、より高度な対策を求める場合は別途費用が必要です。

セキュリティ対策費用目安備考
WAF(Web Application Firewall)月額0〜5,000円サーバー標準搭載の場合あり
マルウェアスキャン月額1,000〜5,000円Sucuri、Wordfence等
バックアップ(自動)月額0〜3,000円サーバー標準搭載の場合あり
改ざん検知月額3,000〜10,000円高度な監視サービス

中小企業のサイトであれば、サーバー標準のセキュリティ機能に加えて、WordPressのセキュリティプラグイン(Wordfence等、無料版あり)を導入すれば十分なケースが多いです。 個人情報を大量に扱うサイトや、ECサイトの場合は、より高度なセキュリティ対策を検討してください。

アクセス解析・改善

Google Analyticsやサーチコンソール自体は無料ですが、データを分析して改善提案を行うコンサルティングには費用がかかります。

月額のアクセス解析レポート作成を外注する場合は、月額10,000〜50,000円程度です。

ただし、GA4(Google Analytics 4)の操作は初心者にとってハードルが高いのも事実です。 最低限、以下のデータを毎月確認する習慣をつけましょう。

  • 月間のセッション数(訪問数)の推移
  • 主要ページのページビュー数
  • ユーザーの流入経路(検索、SNS、直接アクセスなど)
  • お問い合わせフォームのコンバージョン率

これだけでも自社で確認できれば、外注のレポート費を節約できます。

2. 維持費の相場 — 自己管理vs外注

自己管理 vs 外注 — 年間コストの全体像

維持費の総額は、自分で管理するか、制作会社に外注するかで大きく異なります。

自己管理の場合

自分でサーバー・ドメインの契約やCMSの更新を行う場合の月額費用は以下のとおりです。

項目月額換算
ドメイン約100〜700円
サーバー1,000〜3,000円
SSL0円(無料SSL)
CMSアップデート0円(自分で対応)
コンテンツ更新0円(自分で対応)
合計約1,100〜3,700円

最低限の維持費であれば月額2,000円前後に収まります。

ただし、これは「技術的な知識がある」「更新作業の時間を確保できる」ことが前提です。 サーバートラブルやセキュリティインシデントが発生した場合、自力で対応する必要があります。

自己管理のメリットとデメリットを整理します。

メリット:

  • 費用が最小限で済む
  • 自分のペースですぐに更新できる
  • 制作会社への依存がない

デメリット:

  • 技術的なトラブルは自己解決が必要
  • セキュリティ対策の知識が求められる
  • 更新作業に自分の時間を使う必要がある
  • バックアップを自分で管理する必要がある

個人事業主や小規模事業者で、ある程度ITに慣れている方であれば自己管理は十分に選択肢になります。 逆に、IT知識に不安がある場合は無理せず外注することをおすすめします。

制作会社に外注する場合

制作会社の保守管理プランは、一般的に以下の3パターンに分かれます。

プラン月額相場含まれるサービス
ライトプラン5,000〜15,000円サーバー・ドメイン管理、CMS更新、月数回のテキスト修正
スタンダードプラン15,000〜30,000円上記+セキュリティ対策、バックアップ、月次レポート
プレミアムプラン30,000〜100,000円上記+コンテンツ制作、SEO対策、改善提案

中小企業であれば、スタンダードプラン(月額15,000〜30,000円)が最もバランスが良いです。

注意したいのが、制作会社によって「保守費用」に含まれるサービス内容が大きく異なる点です。 契約前に、以下を必ず確認しましょう。

  • 月額に含まれる作業範囲(更新回数の上限など)
  • 範囲外の作業が発生した場合の追加費用
  • 契約期間と解約条件
  • サーバー・ドメインの名義(自社名義かどうか)
  • 対応速度(営業日2〜3日以内が一般的)
  • 緊急時の連絡手段と対応体制

サーバーやドメインの名義が制作会社になっている場合、解約時に移管トラブルが発生するケースがあります。 必ず自社名義で契約してください。

保守契約でよくあるトラブル事例

実際に発生している保守契約のトラブルを紹介します。

事例1:何もしていないのに月額2万円 「月額保守費用2万円」と契約していたが、実際にはサーバーとドメインの管理だけで、CMS更新やセキュリティ対策は一切行われていなかった。自社で直接契約すれば月額2,000円で済む内容だった。

事例2:解約時に高額な違約金 保守契約に「3年縛り」があり、中途解約する場合は残り期間分の月額費用を違約金として一括請求された。

事例3:修正のたびに追加費用 「テキスト修正は月3回まで含む」という契約だったが、1回の修正範囲が「1ページにつきテキスト1箇所」と定義されており、複数箇所の修正はそれぞれカウントされた。

こうしたトラブルを避けるため、契約前に保守内容を細かく確認し、書面で残すことが重要です。 HP制作の契約全般についてはHP制作の契約チェックリストも参考にしてください。

年間コストの比較まとめ

管理方法年間費用の目安5年間の総コスト
自己管理約1.5万〜4.5万円約7.5万〜22.5万円
外注(ライト)約6万〜18万円約30万〜90万円
外注(スタンダード)約18万〜36万円約90万〜180万円
外注(プレミアム)約36万〜120万円約180万〜600万円

費用だけを見れば自己管理が圧倒的に安いですが、トラブル時のリスクと自分の時間コストを考慮して判断しましょう。

5年間の総コストで見ると、自己管理と外注(スタンダード)の差は80万〜160万円にもなります。 しかし、その差額には「自分が更新作業にかける時間の人件費」「トラブル発生時の機会損失」「セキュリティリスクへの保険」が含まれていると考えれば、外注が必ずしも高いとは言えません。

ホームページ制作にかかる費用の全体像はホームページ制作の費用相場でまとめています。

3. サイトの種類別 — 維持費の目安

サイトの種類によって、維持費の内訳と金額は異なります。 ここでは代表的なサイトの種類ごとに、維持費の目安を解説します。

コーポレートサイト(5〜10ページ)

項目自己管理外注
ドメイン・サーバー月2,000円月5,000円
CMS保守0円月5,000〜10,000円
コンテンツ更新0円月3,000〜10,000円
合計月約2,000円月約13,000〜25,000円

コーポレートサイトは更新頻度が比較的低いため、維持費も最小限に抑えられます。 年に数回のお知らせ更新程度であれば、CMSを導入して自社で管理するのが最もコスパが良いです。

ブログ・オウンドメディア

項目自己管理外注
ドメイン・サーバー月2,000〜3,000円月5,000円
CMS保守0円月5,000〜10,000円
記事制作(月4本)0円(自分で執筆)月40,000〜200,000円
合計月約2,000〜3,000円月約50,000〜215,000円

ブログやオウンドメディアは、コンテンツ制作費が維持費の大半を占めます。 記事の執筆を外注する場合、1本あたり1万〜5万円が相場です。 SEOを意識した質の高い記事の場合、1本3万〜5万円が一般的です。

自社で記事を書ける体制があれば、維持費を大幅に抑えられます。 ただし、月4本以上の記事を継続的に書くには、相応の時間と労力が必要です。

ECサイト

項目ASP型(Shopify等)オープンソース型(EC-CUBE等)
プラットフォーム利用料月4,200〜33,000円0円(サーバー代別途)
サーバー・ドメイン込み月3,000〜10,000円
決済手数料売上の3〜5%決済代行会社による
セキュリティ対策込み月5,000〜30,000円
合計(月商100万の場合)月約37,000〜83,000円月約38,000〜90,000円

ECサイトは決済手数料がかかるため、月商が大きくなるほど維持費も増加します。 ECサイトの構築方法と費用についてはECサイト構築の費用相場と最適な構築方法で詳しく解説しています。

4. 維持費を抑える方法

維持費を抑える6つの具体策

維持費を必要以上に膨らませないための具体的な方法を紹介します。

自分で更新できるCMSを選ぶ

維持費の中で最も大きな割合を占めるのが「更新作業の外注費」です。 WordPressやSTUDIOなど、自分で更新できるCMSを導入すれば、更新のたびに制作会社に依頼する必要がなくなります。

特にブログやお知らせの更新頻度が高い場合は、CMS選びが維持費に直結します。

CMSの種類と特徴を比較します。

CMS月額費用操作のしやすさ拡張性
WordPress0円(サーバー代別途)やや学習が必要非常に高い
STUDIO0〜2,480円直感的に操作可能中程度
Wix0〜2,659円簡単中程度
ペライチ0〜3,940円最も簡単低い

WordPress以外のCMSとの比較はWordPress vs ノーコードツールで詳しく解説しています。

サーバー・ドメインは自社で契約する

制作会社経由で契約すると、マージンが上乗せされているケースがあります。 月額で数千円の差でも、年単位では大きな金額になります。

具体的に計算してみましょう。 制作会社経由のサーバー管理費が月額5,000円、自社で直接契約すると月額1,000円の場合、差額は月4,000円。 年間で4.8万円、5年間で24万円の差になります。

自社で直接レンタルサーバーとドメインを契約し、制作会社にはアクセス情報を共有するだけにしましょう。

これにより、制作会社を変更する際もスムーズに移行できます。

保守契約の内容を定期的に見直す

「契約した当初は必要だったが、今は使っていないサービス」が含まれていないか、年に一度は見直しましょう。

例えば、自分でコンテンツ更新ができるようになったのに月額の更新代行プランを継続している、といったケースは意外と多いです。

見直しのチェックリストを以下に示します。

  • 月額保守費に含まれるサービスをすべてリストアップする
  • 各サービスが実際に利用されているか確認する
  • 利用されていないサービスを外した場合の費用を制作会社に相談する
  • 他社の保守プランと比較して、割高でないか確認する

年間契約で割引を受ける

サーバーやドメインは、月額払いよりも年間払いのほうが割安になることがほとんどです。 サーバーの場合、年間契約で20〜40%程度安くなるケースもあります。

具体例として、エックスサーバーのスタンダードプランの場合:

  • 月額払い:1,320円/月 → 年間15,840円
  • 12ヶ月契約:1,100円/月 → 年間13,200円
  • 36ヶ月契約:990円/月 → 年間11,880円

長期利用が前提であれば、年間払いや複数年契約に切り替えましょう。

不要なプラグイン・機能を削除する

WordPressの場合、使っていないプラグインが多いとセキュリティリスクが上がり、保守コストも増加します。

定期的にプラグインの棚卸しを行い、本当に必要なものだけに絞りましょう。 プラグインの数が減れば、アップデート作業の手間もセキュリティリスクも下がります。

WordPressサイトで本当に必要なプラグインは、一般的に10個以下です。 20個以上のプラグインが有効化されている場合は、確実に不要なものが含まれています。

画像の最適化で転送量を抑える

サーバーによっては転送量に応じた課金があります。 画像を適切に圧縮し、WebP形式を活用することで、転送量を大幅に削減できます。

サイトの表示速度も向上するため、SEOにもプラスの効果があります。 表示速度の改善についてはホームページの表示速度を改善する方法で解説しています。

具体的な画像最適化の方法は以下のとおりです。

  • JPEG/PNGをWebP形式に変換する(容量30〜50%削減)
  • 画像の幅を実際の表示サイズに合わせる(2000pxの画像を800pxで表示しているケースが多い)
  • 遅延読み込み(Lazy Load)を導入する
  • WordPressであれば「EWWW Image Optimizer」等のプラグインで自動圧縮

保守を段階的に自社に移行する

最初は制作会社に保守を全面的に依頼し、慣れてきたら段階的に自社対応に切り替える方法もあります。

段階1:制作会社にすべて任せる(月額15,000〜30,000円) 段階2:コンテンツ更新を自社で行う(月額5,000〜15,000円に削減) 段階3:CMS保守も自社で行う(月額2,000〜5,000円に削減)

この方法なら、リスクを抑えながら維持費を段階的に削減できます。

5. FAQ

Q. 維持費をゼロにすることは可能?

技術的には可能ですが、現実的ではありません。

無料のホスティングサービス(GitHub PagesやNetlifyの無料プランなど)を使えば、サーバー費用はゼロにできます。 しかし、独自ドメインの年間費用(最低でも年1,500円程度)はかかります。

また、無料サービスにはサポートがなく、トラブル時はすべて自己解決が必要です。 ビジネス用途のサイトであれば、最低限のサーバー費用はかけることをおすすめします。

Q. 制作会社を変えたいが、維持費が高くて解約できない

まず契約書の解約条件を確認してください。 解約金が設定されている場合、契約更新のタイミングまで待つのが得策です。

また、サーバーとドメインの名義が自社にあるかどうかが重要です。 制作会社名義になっている場合は、解約前に移管手続きを完了させましょう。

移管がスムーズに進まない場合は、新しいドメインを取得して301リダイレクトで対応する方法もあります。

Q. 月額管理費を払っているのに対応が遅い場合は?

保守契約の内容と対応速度の条件を再確認しましょう。

一般的な保守契約では「営業日2〜3日以内の対応」が標準です。 即日対応を求める場合は、別途スポット費用や上位プランへの変更が必要な場合があります。

対応の品質に不満がある場合は、契約更新時に別の会社への乗り換えを検討しましょう。 制作会社の選び方については失敗しないホームページ制作会社の選び方を参考にしてください。

Q. 維持費と制作費はどちらを重視すべき?

両方大事ですが、強いて言えば維持費を重視すべきです。

制作費は一度の出費ですが、維持費はサイトを公開し続ける限り毎月発生します。 制作費が安くても、毎月の維持費が高ければ、3年・5年の総コストでは逆転します。

具体例で考えてみましょう。 A社:制作費30万円、月額保守2万円 → 5年間の総コスト = 30万 + 120万 = 150万円 B社:制作費80万円、月額保守5,000円 → 5年間の総コスト = 80万 + 30万 = 110万円

初期費用が50万円安いA社のほうが、5年間の総コストでは40万円高くなります。 制作会社を選ぶ際は、制作費だけでなく月額の保守費用も含めた「5年間の総コスト」で比較することをおすすめします。

Q. ホームページの維持費は経費になる?

はい、ホームページの維持費はすべて経費として計上できます。 勘定科目は以下のとおりです。

費用項目勘定科目
ドメイン費用通信費
サーバー費用通信費
保守管理費支払手数料 or 外注費
コンテンツ更新費広告宣伝費 or 外注費
アクセス解析費広告宣伝費 or 支払手数料

なお、ホームページの制作費も、30万円未満であれば一括で経費計上が可能です。 30万円以上の場合は資産計上し、耐用年数に応じて減価償却します。

Q. ノーコードツールを使えば維持費は安くなる?

一般的にはWordPressよりもノーコードツール(STUDIO、Wix等)のほうが維持費は安くなります。 CMS保守やセキュリティ対策がサービス側に含まれているためです。

ただし、ノーコードツールの月額費用(1,000〜3,000円程度)に加えて独自ドメイン代がかかるため、月額2,000〜4,000円程度が目安です。 WordPress(サーバー+ドメイン)の場合は月額1,500〜3,500円程度なので、大きな差はありません。

ノーコードツールの最大のメリットは「保守の手間が不要」なことです。 WordPressのようなアップデート作業やセキュリティ対策を自分で行う必要がないため、時間コストも含めて考えると割安と言えます。

6. まとめ

ホームページの維持費は、知識があるかどうかで月額数千円から数万円まで大きく変わります。

この記事のポイントを振り返ります。

  • 維持費の主な内訳はドメイン、サーバー、SSL、CMS保守、コンテンツ更新、セキュリティ対策
  • 自己管理なら月額約1,100〜3,700円、外注ならライトプランで月額5,000〜15,000円が相場
  • 5年間の総コストで比較すると、自己管理と外注の差は80万〜160万円に及ぶ
  • 自分で更新できるCMSの導入が、維持費を抑える最大のポイント
  • サーバー・ドメインは必ず自社名義で契約する
  • 保守契約の内容は年に一度見直す
  • 制作費だけでなく、5年間の総コストで比較する

維持費を正しく理解し、無駄なコストを削減することで、ホームページの運用を長期的に持続できます。

ホームページ制作の費用全般についてはホームページ制作の費用相場、制作全体の流れについてはホームページ制作の完全ガイドをあわせてご覧ください。 制作の見積もりで失敗しないためにはホームページ制作の見積書の読み方もぜひ参考にしてください。

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