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ホームページ制作LP制作

LP(ランディングページ)制作の費用相場と成果を出すコツ

2026.04.05 公開 | 読了時間 約12分

「LPを作れば売上が上がる」と聞いて制作を検討している方は多いでしょう。

しかし、LPはただ作るだけでは成果が出ません。 費用相場を知らずに発注すれば予算オーバーになり、構成を間違えればコンバージョン率はゼロに近づきます。

LPの成果を最大化するには、LP単体で考えるのではなく、SEO・MEO・口コミ施策と連動させた集客導線の設計が重要です。 例えば、検索広告やMEO経由でLPに着地させ、口コミ評価で信頼を補強するといった全体設計ができれば、コンバージョン率は大きく変わります。

この記事では、LP制作の費用相場を依頼先別に比較し、成果を出すための5つの条件と制作の流れを解説します。 ホームページとの違いから丁寧に説明しますので、LP制作が初めての方も安心して読み進めてください。

ホームページ制作全般の情報はホームページ制作の完全ガイドでまとめています。

1. LPとは?ホームページとの違い

ホームページとLPの役割の違い

LPの定義

1ページ完結型で特定アクションに導く設計

LP(ランディングページ)とは、特定のアクション(お問い合わせ、資料請求、商品購入など)を目的とした1ページ完結型のWebページです。

広告のリンク先として使われることが多く、訪問者を迷わせずに1つのゴールへ導く設計が特徴です。

通常のホームページが「会社の総合案内」だとすれば、LPは「特定の商品・サービスの営業マン」のような存在です。

ホームページとの主な違い

総合案内vs専任営業の比較

項目ホームページLP
ページ数複数ページ1ページ
目的企業情報の発信、幅広い集客特定のコンバージョン獲得
ナビゲーションあり(メニューバー等)なし or 最小限
流入経路SEO、SNS、直接アクセス等主に広告
更新頻度定期的に更新キャンペーン単位で差し替え
費用数十万〜数百万円数万〜100万円程度

ホームページは「幅広い情報を伝える」ためのもの。 LPは「1つの行動を起こさせる」ためのもの。

この目的の違いを理解しないまま制作すると、「きれいだけど成果が出ないページ」になりがちです。

LPが必要なケース

LPが効果的な5つの場面

以下のような場面では、LPの制作が効果的です。

  • Web広告(Google広告、Meta広告など)を出稿する場合
  • 期間限定のキャンペーンやセール告知
  • 新商品・新サービスのプロモーション
  • セミナーやイベントの集客
  • 資料請求や無料相談への誘導

逆に、SEOで長期的に集客したい場合は、LPよりもコンテンツ型のホームページのほうが適しています。

2. LP制作の費用相場

依頼先で変わるLP制作のコスト構造

LP制作の費用は、制作のクオリティと依頼先によって大きく異なります。

依頼先別の費用比較

依頼先ごとの費用帯と制作期間

依頼先費用相場制作期間特徴
テンプレート型ツール(自作)0〜3万円数日ペライチ、STUDIO等。デザインに制約あり
クラウドソーシング3万〜15万円1〜3週間品質にバラつきが大きい
フリーランスデザイナー10万〜40万円2〜4週間コスパ良好、実績確認が重要
Web制作会社30万〜80万円3〜6週間戦略設計から対応、品質安定
マーケティング会社50万〜150万円以上1〜2ヶ月広告運用・分析まで一気通貫

費用に含まれる主な作業

LP制作の見積もりに含まれる作業は、一般的に以下のとおりです。

  • 構成案(ワイヤーフレーム)の作成
  • デザイン制作
  • コーディング(HTML/CSS/JavaScript)
  • お問い合わせフォームの実装
  • レスポンシブ対応(スマホ最適化)
  • サーバーへのアップロード

以下は別途費用がかかることが多い項目です。

  • コピーライティング(セールスコピーの執筆)
  • 写真撮影・動画制作
  • アニメーション・インタラクション
  • A/Bテストの設計・実施
  • 広告出稿・運用

費用を左右する主な要因

要因費用への影響
ページの長さ(情報量)長いほど高い
オリジナルデザインの有無テンプレ利用は安い
コピーライティングの外注+5万〜30万円
写真・動画の新規撮影+5万〜50万円
フォーム機能の複雑さ入力項目が多いほど高い
A/Bテスト対応+5万〜20万円

費用の全体像についてはホームページ制作の費用相場も参考になります。

予算別のおすすめ方針

予算帯別のおすすめ方針

予算10万円以下の場合

テンプレートツールを使った自作か、クラウドソーシングでの発注が現実的です。 デザインの自由度は限られますが、広告テスト用のLPとしては十分です。

予算10万〜50万円の場合

フリーランスまたは小規模制作会社への発注がおすすめです。 オリジナルデザインで、コンバージョンを意識した構成のLPが制作可能です。

予算50万円以上の場合

制作会社またはマーケティング会社に依頼し、戦略設計から分析・改善まで一気通貫で任せられます。 広告運用とセットで依頼することで、LPの効果を最大化できます。

3. 成果が出るLPの5つの条件

CVRを左右する5つの設計原則

費用をかけてLPを作っても、以下の条件を満たしていなければ成果は出ません。

条件1:ファーストビューで「自分ごと」にさせる

最初の画面で8割が決まる

LPの成否はファーストビュー(スクロールせずに見える最初の画面)で8割決まります。

訪問者がファーストビューを見て「自分に関係ある」と感じなければ、その先は読まれません。 平均的なLPの直帰率は70〜90%と言われており、ファーストビューの訴求力が極めて重要です。

具体的には以下の要素を盛り込みます。

  • ターゲットの悩みや課題を端的に表現するキャッチコピー
  • サービスの主要なベネフィットを伝えるサブコピー
  • 信頼性を示す要素(実績数、メディア掲載、受賞歴など)
  • CTAボタン(アクションへの誘導)

「何を売っているのか」ではなく「訪問者の悩みをどう解決するのか」を伝えることがポイントです。

条件2:1つのゴールに絞る

選択肢が多いほどどれも押されない

LPの最大の強みは「1つのアクションに集中できる」ことです。

「お問い合わせもできるし、資料請求もできるし、メルマガ登録もできる」というLPは、どのボタンを押すべきか迷わせてしまい、結果的にどれも押されません。

最も重要なコンバージョンを1つだけ決め、LPのすべての要素をそのゴールに向けて設計しましょう。

条件3:社会的証明を効果的に配置する

他の人も選んでいるが最強の後押し

人は「他の人も選んでいる」という情報に強く影響されます。

LPに盛り込むべき社会的証明の要素は以下のとおりです。

  • お客様の声(具体的なエピソードが効果的)
  • 導入実績の数(「導入企業300社突破」など)
  • ビフォーアフターの事例
  • メディア掲載実績
  • 専門家の推薦コメント

数字を使った具体的な表現が効果的です。 「多くのお客様にご利用いただいています」よりも「累計1,200社に導入いただいています」のほうが説得力があります。

条件4:不安要素を先回りして解消する

不安が生じた瞬間にページは閉じられる

LPを読んでいる途中で「でも、こういう心配が...」と感じたら、訪問者はページを閉じます。

よくある不安要素とその解消方法を事前に設計しておくことが重要です。

よくある不安解消する要素
費用が不透明料金表、見積もり例の提示
本当に効果があるのか具体的な数値付きの事例
解約・キャンセルが難しそう返金保証、解約条件の明示
会社として信頼できるか会社概要、代表者の顔写真、所在地
自分に合っているのか対象者の明示、FAQ

FAQ(よくある質問)セクションをLP内に設けるのも効果的です。

条件5:CTAボタンのデザインと配置を最適化する

CTAボタンの4つの設計ポイント

CTAボタンはLPの「ゴール」そのものです。

効果的なCTAボタンの設計ポイントは以下のとおりです。

  • ページの背景色とコントラストの高い色を使う
  • 「送信」ではなく「無料で相談する」「今すぐ見積もりを取る」など具体的な文言にする
  • ボタンの近くに「30秒で入力完了」「費用は一切かかりません」などの安心材料を添える
  • ファーストビュー、ページ中盤、ページ下部の最低3箇所に配置する

CTAボタンの色やテキストは、A/Bテストで検証することで最適解を見つけられます。

お問い合わせを増やすための考え方はお問い合わせを増やすホームページの作り方でも詳しく解説しています。

4. LP制作の流れ

LP完成までの5つのステップ

LP制作のプロセスを5つのステップで解説します。

ステップ1:目的とターゲットの明確化

LP制作の第一歩は「誰に」「何を」「どうしてほしいのか」を明確にすることです。

具体的に決めるべき項目は以下のとおりです。

  • ターゲット像(年齢、性別、職業、悩み、情報収集の方法)
  • 提供する商品・サービスの主要ベネフィット
  • コンバージョンの定義(お問い合わせ、資料請求、購入など)
  • LPへの流入経路(Google広告、SNS広告、メルマガなど)

流入経路によって、訪問者の温度感が異なります。 検索広告から来る人は「すでに解決策を探している」ため、比較的コンバージョンしやすいです。 一方、SNS広告から来る人は「まだ興味段階」のため、教育型のLPが必要になります。

ステップ2:構成案(ワイヤーフレーム)の作成

LPの構成は「セールストーク」の流れと同じです。

一般的に成果が出やすいLPの構成パターンは以下のとおりです。

  1. ファーストビュー(キャッチコピー + CTA)
  2. 悩み・課題の共感
  3. 解決策(サービス)の提示
  4. 選ばれる理由・強み
  5. 導入実績・お客様の声
  6. サービスの詳細・料金
  7. 利用の流れ
  8. FAQ
  9. CTA(最終アクション誘導)

この「問題提起 → 共感 → 解決策 → 証拠 → 行動」の流れはPASONAの法則とも呼ばれ、多くのLPで採用されている実績のある構成です。

ステップ3:コピーライティング

LPにおけるコピー(文章)は、デザイン以上に成果を左右します。

特に重要なのは以下のパートです。

キャッチコピー(ファーストビュー) ターゲットの悩みを端的に言い当て、解決の期待感を持たせる一文。 長々と説明するのではなく、短く刺さる表現を目指します。

ベネフィットの訴求 「機能」ではなく「ベネフィット(利用者が得られる結果)」を伝えます。 「AIを搭載した分析ツール」ではなく「分析作業を月20時間削減」のほうが響きます。

CTAのマイクロコピー ボタン周辺のテキストもコンバージョンに影響します。 「無料」「簡単」「今だけ」「リスクなし」などの言葉を適切に配置しましょう。

ステップ4:デザイン・コーディング

構成とコピーが固まったら、デザインとコーディングに進みます。

LP制作で重視すべきデザインのポイントは以下のとおりです。

  • ファーストビューのインパクト(画像、色使い、フォントサイズ)
  • 読みやすさ(行間、余白、フォントの統一)
  • CTAボタンの視認性(目立つ色、十分なサイズ)
  • スマホでの操作性(タップしやすいボタンサイズ、読みやすいフォントサイズ)
  • ページの表示速度(画像の最適化、不要なスクリプトの削減)

特にスマホでの表示は必ず実機で確認してください。 広告からの流入はスマホが主流であり、スマホで使いにくいLPは成果が出ません。

ステップ5:公開・テスト・改善

LPは公開してからが本番です。

公開後にやるべきことは以下のとおりです。

  • コンバージョン計測の設定確認(Google Analytics、広告タグ等)
  • フォームの送受信テスト
  • ヒートマップツールの導入(どこまでスクロールされているか確認)
  • A/Bテストの実施(ファーストビュー、CTAボタンの色・文言などを検証)

最初から完璧なLPは存在しません。 データを見ながら継続的に改善することで、コンバージョン率は着実に向上します。

広告のクリック単価が同じでも、LPのコンバージョン率が1%から2%に改善すれば、獲得単価は半分になります。 LP改善は、広告費の削減に直結する施策です。

5. FAQ

Q. LPとホームページ、どちらを先に作るべき?

基本的にはホームページが先です。

ホームページは企業の「名刺」であり、LPを見た後に「この会社、信頼できるかな」と調べる人がホームページを訪問します。 ホームページがない状態でLPだけ運用すると、信頼性の面で不利です。

ただし、商品の販売テストなど、スピード重視の場面ではLPを先に作ることもあります。

Q. LPの長さはどれくらいが適切?

「長ければ長いほどいい」わけではありません。

一般的な目安として、BtoBのサービスLPは3,000〜5,000文字程度、ECの商品LPは5,000〜10,000文字程度が多いです。

重要なのは長さではなく「コンバージョンに必要な情報が過不足なく含まれているか」です。 無駄な情報は省き、訪問者の疑問や不安をすべて解消できる長さが最適です。

Q. LP制作ツール(ペライチ、STUDIO等)で十分?

テスト目的や少額予算であれば、ツールで自作するのも有効です。

ただし、デザインの自由度やカスタマイズ性には限界があります。 月間広告費が数十万円以上の場合は、プロに制作を依頼したほうがROI(投資対効果)が高くなります。

ツールで作ったLPでテストし、成果が確認できたらプロに本格制作を依頼する、という段階的なアプローチもおすすめです。

Q. LPのSEO対策は必要?

基本的には不要です。

LPの主な流入経路はWeb広告であり、SEOでの集客を目的としていません。 むしろ、SEOを意識しすぎるとコンバージョン最適化との間でトレードオフが発生します。

SEOで集客したい場合は、LPとは別にコンテンツ型のページ(ブログ記事や特集ページ)を制作しましょう。

Q. LP制作後の改善はどれくらいの頻度で行う?

広告を運用している場合は、最低でも月1回はデータを分析し、改善ポイントを検討しましょう。

特に以下の指標を定期的にチェックしてください。

  • コンバージョン率(CVR)
  • 直帰率
  • ページ滞在時間
  • ファーストビューからのスクロール率
  • フォーム入力開始率と完了率

数字が悪い箇所を特定し、仮説を立ててA/Bテストで検証する。 この改善サイクルを回し続けることが、LP運用の成功の鍵です。

6. まとめ

LP制作は「作って終わり」ではなく「作ってからが勝負」です。

この記事のポイントを振り返ります。

  • LPは「1つのアクションに特化した1ページ完結型のWebページ」であり、ホームページとは目的が異なる
  • 費用はフリーランスで10万〜40万円、制作会社で30万〜80万円が相場
  • 成果が出るLPの条件は「ファーストビューの訴求力」「ゴールの一本化」「社会的証明」「不安の解消」「CTAの最適化」
  • 公開後はヒートマップとA/Bテストで継続的に改善する
  • LPのコンバージョン率改善は、広告費削減に直結する

LP制作を検討する際は、費用だけでなく「公開後の改善サポートがあるか」も制作会社選びの重要なポイントです。

ホームページ制作全体の費用感はホームページ制作の費用相場、お問い合わせを増やす方法はお問い合わせを増やすホームページの作り方を参考にしてください。 また、ホームページ制作の基礎から知りたい方はホームページ制作の完全ガイドをご覧ください。

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