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ホームページ制作サイト構成

コーポレートサイトに必要なページ構成と掲載内容

2026.04.05 公開 | 読了時間 約12分

「コーポレートサイトにはどんなページが必要なのか」 「何を載せればいいのかわからない」

これは、初めてホームページを作る経営者がもっとも多く抱える疑問です。

答えはシンプル。 コーポレートサイトに必要な基本ページは8つです。 この8つさえ押さえれば、訪問者が知りたい情報は網羅できます。

ただし「あればいいページ」と「なければ困るページ」は明確に違います。 予算とリソースに限りがある中小企業ほど、優先順位をつけてページ構成を設計することが重要です。 HPはお店や会社の「顔」です。テンプレートを当てはめただけの構成では、自社の強みが埋もれてしまいます。 特に中小企業が目指すべきは、ランチェスター戦略の考え方で「地域×業種」に特化した構成を作り、限られたエリアで圧倒的な存在感を持つことです。

この記事では、コーポレートサイトに必須の8ページを解説し、各ページに何を掲載すべきか、どう設計すべきかを具体的に紹介します。 さらに、業種ごとに追加すべきページも提案しました。

ホームページ制作の全体像はホームページ制作の基礎知識にまとめています。

コーポレートサイトに必須の8ページ

8つの基本ページ���全ステークホルダーに対応

コーポレートサイトの基本構成は、以下の8ページです。 この8ページがあれば、訪問者・取引先・求職者・金融機関など、あらゆるステークホルダーの情報ニーズに対応できます。

ページ主な役割対象者
トップページ第一印象と導線の起点全訪問者
会社概要信頼性の担保取引先、金融機関
事業内容・サービス紹介何をしている会社かの説明見込み客、取引先
実績・事例紹介具体的な成果の証明見込み客
お知らせ・ニュース活動状況の発信全訪問者
採用情報人材獲得求職者
お問い合わせコンバージョンの受け皿見込み客、取引先
プライバシーポリシー法的要件の充足全訪問者

順番に、各ページの設計ポイントを詳しく見ていきましょう。

各ページの掲載内容と設計ポイント

各ページの役割と設計の急所

1. トップページ --- 第一印象を決める最重要ページ

ファーストビューの3要素 ― 訪問者は3秒で離脱を判断する

トップページは、サイト訪問者が最初に目にするページです。 ここで「この会社に興味がある」と思わせられなければ、他のページは読まれません。

ファーストビューに載せるべき情報

ファーストビュー(スクロールせずに見える範囲)には、以下の3要素を必ず含めてください。

会社が何をしているかが一瞬でわかるキャッチコピー。 主力サービスや強みを示すビジュアル(写真またはイラスト)。 問い合わせや電話へのCTAボタン。

「ようこそ、弊社のホームページへ」のような意味のないテキストをファーストビューに置くのは、もっとも避けるべき設計です。 訪問者は3秒以内に「このサイトは自分に関係があるか」を判断します。

トップページ全体の構成

ファーストビューの下には、以下の要素を順に配置するのが一般的です。

事業内容の概要(詳細ページへのリンク付き)。 自社の強みや選ばれる理由(3〜5項目)。 実績や数字で示す信頼性(「創業○年」「取引先○社」など)。 お客様の声や事例(1〜3件)。 お知らせ・ニュースの最新情報。 お問い合わせへのCTA。

トップページは「目次」のような役割を持っています。 すべてをトップページで説明しようとせず、各セクションから詳細ページに誘導する設計を心がけましょう。

2. 会社概要 --- 信頼を担保するページ

代表の顔写真と挨拶文が信頼性を大幅に向上させる

会社概要は、取引先や金融機関が「この会社は信用できるか」を判断するためのページです。 華やかさは不要。正確で網羅的な情報の掲載が求められます。

必須の掲載項目

項目具体的な内容
会社名正式名称(株式会社/合同会社を含む)
代表者名代表取締役の氏名
設立年月日法人登記日
所在地本社の住所(Googleマップ埋め込み推奨)
電話番号代表番号
資本金法人の場合は記載
従業員数概数でも可
事業内容主要な事業を箇条書き
取引銀行メインバンク
主要取引先公開可能な範囲で

個人事業主の場合は、屋号、代表者名、所在地、事業内容、設立年が最低限必要です。

信頼性を高める追加要素

代表者の挨拶や写真。 会社の沿革(年表形式)。 経営理念・ビジョン。 許認可・資格・認定。 オフィスの外観・内観写真。

とくに代表者の顔写真と挨拶文は、信頼性を大きく向上させます。 BtoBの取引先は「どんな人が経営しているか」を重視する傾向があります。

3. 事業内容・サービス紹介 --- 最も読まれるページ

サービスごとに1ページ ― 混在させない設計が基本

事業内容ページは、見込み客が「この会社は自分の課題を解決してくれるか」を判断するページ。 コーポレートサイトの中で、もっともコンバージョンに影響するページです。

設計のポイント

サービスごとにページを分ける。 1つのサービスを1ページにまとめ、混在させない。 たとえば「Web制作」「SEO対策」「広告運用」の3つのサービスがあれば、3ページに分けるのが理想です。

各サービスページには以下を含めてください。

サービスの概要(どんな課題を解決するか)。 対象となるお客様像。 サービスの特徴・強み(3〜5つ)。 料金体系(非公開の場合は「お問い合わせください」)。 導入までの流れ。 関連する実績・事例。 問い合わせへのCTA。

料金を掲載するかどうかは業種によりますが、可能な範囲で価格の目安を出すことを推奨します。 「料金は相談」とだけ書かれていると、訪問者は「高そうだからやめよう」と判断しがちです。

4. 実績・事例紹介 — 成果を証明するページ

「うちのサービスは品質が高い」と言うのは簡単です。 しかし訪問者が信じるのは、実際の成果を示す事例です。

掲載すべき内容

クライアントの業種・規模(社名を出せる場合は出す)。 依頼前の課題。 提供したサービスの内容。 成果(数字で示すのがベスト)。 クライアントの声。

「Before/After」の形式が、もっとも説得力があります。 「問い合わせ月0件→月15件に増加」「検索順位圏外→1ページ目に表示」のように、具体的な数字で示しましょう。

事例の件数は、最低3件は欲しい。 できれば業種やサービスの種類ごとに5件以上あると、訪問者は「自分と似た事例」を見つけやすくなります。

5. お知らせ・ニュース — 活動の証明

お知らせページの役割は2つあります。

1つは、訪問者に「この会社は今も活動している」と伝えること。 最新のお知らせが2年前のままだと、「この会社はまだ営業しているのか?」という不安を与えます。

もう1つは、SEO効果。 定期的に新しいコンテンツが追加されるページは、検索エンジンからの評価が高くなります。

お知らせの種類

サービスの新規追加・変更。 メディア掲載情報。 イベント・セミナーの告知。 営業日・営業時間の変更。 実績の追加。

最低でも月に1回は更新することを目標にしましょう。 無理に大きなニュースを作る必要はありません。 「スタッフが○○の資格を取得しました」「○○セミナーに登壇しました」レベルでも十分です。

6. 採用情報 — 人材獲得の入り口

求職者は、応募する前に必ず企業のホームページを確認します。 採用情報ページがないと、求人媒体に掲載していても応募率が下がります。

最低限の掲載内容

募集職種と業務内容。 応募資格・歓迎スキル。 給与・待遇・福利厚生。 勤務地・勤務時間。 応募方法。

採用ページの効果を高める要素

社員インタビューや1日の流れ。 社内の雰囲気がわかる写真。 研修制度やキャリアパスの説明。 代表メッセージ(求職者向け)。

現在募集していなくても、「現在募集中のポジションはありません。募集開始時にお知らせします」と記載し、ページ自体は残しておくことをおすすめします。

7. お問い合わせ --- コンバージョンの受け皿

項目が1つ増えるごとに完了率が5〜10%低下する

ホームページの最終目的が「問い合わせの獲得」であれば、このページの設計がもっとも重要です。

フォームの設計ポイント

入力項目は最小限にする。 名前、メールアドレス、電話番号、相談内容の4項目が基本。 項目が1つ増えるごとに、完了率が5〜10%下がると言われています。

入力例(プレースホルダー)を表示する。 「例:山田太郎」「例:03-1234-5678」のように、何を入力すべきかを示します。

送信後の自動返信メールを設定する。 「お問い合わせを受け付けました。○営業日以内にご連絡いたします」という自動返信があるだけで、問い合わせた人の安心感が違います。

問い合わせの心理的ハードルを下げる工夫

「無料相談」「まずはお気軽にご相談ください」というコピーを添える。 電話番号も併記する(フォーム入力が苦手な人向け)。 「しつこい営業はいたしません」と明記する。 所要時間の目安を示す(「入力は30秒で完了します」など)。

ホームページからの集客を強化したい方はホームページで集客する方法もご覧ください。

8. プライバシーポリシー — 法的に必須のページ

問い合わせフォームで個人情報を収集する場合、プライバシーポリシーの掲載は法律上の義務です。 Googleアナリティクスを設置している場合も、Cookie利用に関する記載が必要です。

最低限必要な記載事項

個人情報の利用目的。 第三者への提供に関する方針。 個人情報の管理方法。 Cookieの使用について。 個人情報に関する問い合わせ窓口。

テンプレートをそのまま使うのではなく、自社の実態に合わせてカスタマイズしましょう。 とくに利用目的は、実際に行っている業務に即した記載が必要です。

業種別の追加推奨ページ

業種別に優先度の高い追加ページ

基本の8ページに加えて、業種によっては追加すべきページがあります。

BtoB企業(製造業、IT、コンサルなど)

技術情報・コラム

専門知識を発信するコラムやブログは、SEO対策として非常に有効です。 見込み客が検索しそうなキーワードに対応した記事を継続的に公開することで、オーガニック流入を増やせます。

資料ダウンロード

ホワイトペーパーやサービス資料のPDFをダウンロードできるページ。 ダウンロード時にメールアドレスを取得することで、リード獲得につなげられます。

パートナー・アライアンス情報

提携先の企業や認定資格を掲載することで、信頼性が向上します。

BtoC企業(小売、飲食、サービス業など)

メニュー・料金表

価格を明示することで、来店前の不安を解消します。 飲食店であればフードメニューとドリンクメニュー、美容室であればカットやカラーの料金表が必須です。

アクセス・地図

Googleマップの埋め込みに加え、最寄り駅からの行き方を写真付きで紹介すると親切です。 駐車場の有無や台数も、地方では重要な情報です。

お客様の声・口コミ

実際のお客様からの感想を掲載します。 写真付き、手書きのアンケート用紙のスキャンなどがあると信頼性が高まります。

予約ページ

Web予約システムとの連携ページ。 電話予約だけでなく、24時間受付のWeb予約があると、夜間や休日の取りこぼしを防げます。

医療・法律・士業

専門家紹介

院長や代表弁護士のプロフィール、専門分野、経歴を詳しく掲載します。 顔写真は必須。患者や相談者は「どんな人に診てもらうか」を重視します。

Q&A・よくある質問

専門分野に関するQ&Aは、SEO対策として非常に効果が高い。 「こういう症状は何科に行けばいい?」「離婚の慰謝料の相場は?」といった検索クエリに対応できます。

初めての方へ

初回の相談や受診の流れを丁寧に説明するページ。 「初めてだから不安」という心理的ハードルを下げる効果があります。

不動産・建設

物件情報・施工事例

不動産であれば物件の一覧ページ、建設業であれば施工事例のギャラリーページ。 写真を豊富に使い、ビフォーアフターを見せることで説得力が増します。

スタッフブログ

現場の雰囲気や施工の裏側を伝えるブログ。 「この会社に任せたい」と思わせるためには、人の温度感が伝わるコンテンツが有効です。

SEO対策の基本を知りたい方はホームページのSEO対策入門もあわせてご覧ください。

FAQ

コーポレートサイトは何ページくらいが適切?

基本の8ページに加え、サービスの数だけサービスページを追加するのが目安です。 サービスが3つあれば、8 + 3 = 11ページ。 事例が5件あれば、さらに5ページ追加で16ページ。 中小企業であれば、10〜20ページの範囲に収まることがほとんどです。

ブログ機能は必要?

SEO対策で検索流入を増やしたいなら、ブログ機能は強く推奨します。 ただし、更新する体制がないなら、機能だけあっても意味がありません。 最低でも月2回、業界に関連する記事を投稿できる体制が必要です。

料金ページは作るべき?

BtoBでカスタム見積もりが中心の場合、具体的な金額を出しにくいかもしれません。 しかし「料金は要相談」とだけ書くと、訪問者は「高そうだから別のところを探そう」となりがちです。 「〇〇万円〜」のような最低価格の目安、またはプラン別の料金表を掲載するだけで、問い合わせ率は上がります。

既存のサイトにページを追加する場合の費用は?

1ページあたり2万〜8万円が相場です。 既存のデザインに合わせたテンプレートページなら2万〜4万円。 新規でデザインを起こすページなら5万〜8万円。 コンテンツのライティングを依頼する場合は、別途1万〜3万円が加算されます。

英語ページは必要?

海外の取引先がある、または今後海外展開を検討しているなら必要です。 全ページの英語化は費用がかかるため、まずは会社概要と事業内容の2ページだけ英語化するのが現実的なスタートです。

まとめ

コーポレートサイトに必須のページは8つです。

トップページ、会社概要、事業内容、実績・事例、お知らせ、採用情報、お問い合わせ、プライバシーポリシー。

この8ページをしっかり作り込むだけで、取引先からの信頼獲得、見込み客からの問い合わせ、求職者からの応募という3つの成果を得られます。

各ページで重要なのは「誰に向けたページか」を明確にすること。 会社概要は取引先向け、サービスページは見込み客向け、採用ページは求職者向け。 対象者が違えば、掲載すべき情報も書き方も変わります。

業種によっては、基本の8ページに加えてQ&A、料金表、アクセス、お客様の声などのページが必要になります。 自社の業種と目的に合わせて、優先度の高いページから追加していきましょう。

ホームページ制作の全体的な進め方はホームページ制作の基礎知識にまとめています。 集客を強化したい方はホームページで集客する方法を、SEOの基本を知りたい方はホームページのSEO対策入門もあわせてお読みください。

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