株式会社WEBRIES
Web広告LP

店舗向けLPの作り方

2026.04.05 公開 | 読了時間 約12分

広告のクリック率は良いのに、予約や問い合わせにつながらない。 この問題の原因は、広告の配信先であるLP(ランディングページ)にあることがほとんどです。

WEBRIESでは、キーワードごとに専用LPを制作する手法を徹底しています。ポスティング会社の支援では、ライバルが入札していないキーワードを発掘し、そのキーワード専用のLPを用意することで月5万円の広告費から月100万円以上の売上を生み出しました。「1つのLPで全キーワードを受ける」のではなく、検索意図に合わせてページを分ける。この設計が、予約率を根本から変えます。

LPとは、広告をクリックしたユーザーが最初に目にするページのことです。 ここで「予約しよう」「電話してみよう」と思ってもらえなければ、どれだけ広告に投資しても成果は出ません。

特に店舗ビジネスのLPは、通販やSaaSのLPとは求められる要素が異なります。 「来店」という物理的な行動をゴールにするため、アクセス情報や店舗の雰囲気、安心感の訴求が特に重要になります。

この記事では、店舗ビジネス向けのLPの作り方を、構成設計からCTAの配置、スマホ最適化まで実践的に解説します。

Web広告全般の基礎知識はWeb広告の完全ガイドで体系的にまとめています。 LP制作の費用相場についてはLP制作の費用相場と成果を出すコツも参考にしてください。

「来店」をゴールにしたLP独自の必須要素

1. 店舗LPに必要な要素

店舗ビジネスのLPには、ECサイトやSaaS向けのLPとは異なる要素が必要です。 来店という行動を促すために、以下の要素を必ず含めましょう。

ファーストビューに必要な3要素

ファーストビュー(スクロールせずに見える範囲)で伝えるべき情報は3つです。

1つ目は「何のお店か」が一目で分かるキャッチコピー。 「渋谷駅3分の痛くない歯医者」のように、地域名・サービス・差別化ポイントを1行で伝えましょう。

2つ目は「信頼の証」。 口コミ評価、開業年数、施術実績数など、数字で示せる信頼情報をファーストビューに配置します。 「口コミ評価4.8」「開業15年」「年間3,000人が来院」などです。

3つ目はCTA(行動喚起)。 「今すぐ予約する」「無料カウンセリングを申し込む」といったボタンを、ファーストビュー内に必ず配置してください。 ユーザーがページを開いた瞬間に、何をすべきかが明確に分かる状態が理想です。

店舗LPに必須の情報

ファーストビュー以降に含めるべき情報は以下のとおりです。

情報内容目的
サービス内容メニュー、施術内容の説明何が受けられるかを理解させる
料金明確な価格表価格の不安を解消する
お客さんの声口コミ、感想第三者の評価で信頼感を高める
スタッフ紹介顔写真、経歴安心感を与える
アクセス情報住所、地図、最寄り駅からの道順来店のハードルを下げる
営業時間曜日別の営業時間予約可能な時間を伝える
よくある質問不安・疑問の解消予約前の躊躇を取り除く

これらの情報が欠けていると、ユーザーは「よく分からないからやめておこう」と離脱します。 特に料金を明示しないLPは、店舗ビジネスでは致命的です。 「料金はお問い合わせください」という表記は、ユーザーの不信感を招きます。

ホームページとLPの違い

ホームページとLPは目的が異なります。

ホームページは「総合案内」で、複数のページにわたって幅広い情報を提供します。 LPは「営業マン」で、1ページの中で「予約する」という1つのアクションに集中して誘導します。

そのため、LPにはナビゲーションメニュー(他のページへのリンク)を極力排除します。 ユーザーの選択肢を「予約する」か「ページを閉じる」の2つに絞ることで、コンバージョン率を最大化します。

共感→興味→信頼→安心→行動の心理フロー

2. コンバージョン率を高める構成設計

店舗LPの構成は、ユーザーの心理の流れに沿って設計します。

基本構成(上から順に)

  1. ファーストビュー(キャッチコピー+信頼指標+CTA)
  2. こんなお悩みありませんか?(共感セクション)
  3. 当店が選ばれる理由(差別化ポイント3〜5つ)
  4. サービス内容・メニュー
  5. 料金表
  6. お客さんの声(口コミ3〜5件)
  7. 施術の流れ / ご利用の流れ
  8. スタッフ紹介
  9. アクセス・営業時間
  10. よくある質問
  11. 最終CTA

この構成は、ユーザーの心理を「共感 → 興味 → 信頼 → 安心 → 行動」の順で導く設計です。

「こんなお悩みありませんか?」セクションの役割

ファーストビューの直下に配置する「お悩み」セクションは、ユーザーの共感を得るために非常に重要です。

たとえば歯科医院のLPなら以下のようなお悩みを列挙します。

  • 歯医者が怖くて、なかなか通えない
  • 治療の痛みが不安で後回しにしている
  • 子どもを連れて行ける歯医者が見つからない
  • 前に通っていた歯医者の対応に不満がある

ユーザーは「自分のことだ」と感じた瞬間に、ページへの関心が一気に高まります。 この共感が得られると、その後のセクションを読み進めてもらえる確率が大幅に上がります。

「選ばれる理由」セクションの設計

差別化ポイントは3〜5つに絞り、それぞれ具体的な根拠を添えましょう。

悪い例:

  • 高品質な施術
  • 丁寧な対応
  • 安心の実績

良い例:

  • 痛みの少ない治療|表面麻酔+電動注射器で痛みを最小限に
  • 土日祝も診療OK|平日に通えない方も安心
  • 個室完備|周りを気にせずリラックスして治療を受けられる

「高品質」「丁寧」「安心」は抽象的すぎて、どの店舗でも使える表現です。 自社だけが言える具体的な差別化ポイントを、根拠とセットで提示してください。

料金表の見せ方

料金は「安く見せる」のではなく「分かりやすく見せる」ことが重要です。

表形式で一覧にし、税込み価格を明記しましょう。 「〜円」という曖昧な表記は避け、正確な金額を提示するのが理想です。

高額なサービスの場合は、分割払いの月額を併記すると心理的なハードルが下がります。 「パーソナルトレーニング 月4回コース 総額240,000円(月々20,000円×12回)」のような表記です。

LPに最低3ヶ所+スマホ固定CTAバー

3. CTA(行動喚起)の設計

LPの目的は「行動させること」です。 CTAの設計はLPの成否を直接的に左右します。

CTAボタンの配置ルール

CTAボタンは、LPの中に最低3ヶ所配置してください。

  • ファーストビュー内(ページを開いた瞬間に見える位置)
  • ページ中盤(サービス内容や料金の後)
  • ページ下部(最終セクション)

さらに、スマートフォンでは画面下部に固定表示されるCTAバー(電話ボタン+予約ボタン)を設置するのが効果的です。 スクロールしてもCTAが常に見える状態にすることで、ユーザーが「予約しよう」と思った瞬間にすぐ行動できます。

CTAボタンのデザイン

CTAボタンのデザインで押さえるべきポイントは以下のとおりです。

色:ページの基調色と異なる目立つ色を使う。オレンジ、緑、赤系統が一般的。 サイズ:スマートフォンで親指で押しやすいサイズ(縦48px以上)。 テキスト:「予約する」「電話する」のように、アクションが明確な動詞を使う。「こちら」「詳細」のような曖昧な表現はNG。 補足テキスト:ボタンの近くに「30秒で予約完了」「24時間受付中」「通話無料」などの安心材料を添える。

CTAの選択肢は2つまで

店舗ビジネスのLPでは、CTAの選択肢は最大2つに絞りましょう。

  • 電話予約(即時対応を求めるユーザー向け)
  • Web予約(自分のペースで予約したいユーザー向け)

LINE友だち追加、メール問い合わせ、資料請求など、選択肢が多すぎるとユーザーは迷い、結局何も行動しないまま離脱します。 「電話 or Web予約」の2択がベストです。

マイクロコピーの効果

CTAボタンの周辺に配置する短いテキスト(マイクロコピー)は、コンバージョン率に大きく影響します。

効果的なマイクロコピーの例を紹介します。

  • 「初回のご予約はこちら(所要時間30秒)」
  • 「お電話でのご予約|受付9:00〜20:00」
  • 「キャンセル料はかかりません」
  • 「無理な勧誘は一切ありません」

ユーザーが予約をためらう理由(時間がかかりそう、キャンセルできなさそう、勧誘されそう)を、マイクロコピーで事前に解消しましょう。

閲覧の70〜80%はスマホ。PC向けLPでは不十分

4. スマートフォン最適化

店舗ビジネスのLP閲覧の70〜80%はスマートフォンからです。 PC向けに作ったLPをそのままスマートフォンで表示するだけでは不十分です。

スマホファーストの設計原則

スマートフォンのLPで押さえるべきポイントは以下のとおりです。

フォントサイズ:本文は16px以上。14px以下は読みにくく、離脱の原因になります。

行間:フォントサイズの1.6〜1.8倍。行間が狭いと文字が詰まって見え、読む気がなくなります。

余白:セクション間に十分な余白を取る。情報が詰まりすぎると圧迫感があり、離脱につながります。

画像:横幅いっぱいに表示し、縦長の画像は避ける。スマートフォンで縦長の画像はスクロールが長くなりすぎます。

タップしやすいボタン設計

スマートフォンでは、ボタンのサイズが小さいと押し間違いが発生し、ユーザーのストレスになります。

  • ボタンの最小サイズ:縦48px × 横200px以上
  • ボタン間の間隔:最低8px以上
  • 電話番号は必ずタップで発信できるリンクにする(tel:リンク)

ページ読み込み速度

スマートフォンでのページ読み込みが3秒を超えると、ユーザーの50%以上が離脱します。 LPの読み込み速度は、Google PageSpeed Insightsで確認できます。

モバイルスコアが50以下の場合は、以下の改善を行いましょう。

  • 画像をWebP形式に変換し、圧縮する
  • 不要なJavaScriptやCSSを削除する
  • 画像の遅延読み込み(Lazy Load)を設定する
  • CDN(コンテンツ配信ネットワーク)を利用する

フォームの最適化

スマートフォンでのフォーム入力は、PCよりも格段に面倒です。 以下の工夫でフォームの完了率を高めましょう。

  • 入力項目は最小限に(名前、電話番号、希望日時の3つで十分)
  • 入力キーボードを適切に指定する(電話番号はtel、メールはemail)
  • プルダウン選択やラジオボタンを活用し、テキスト入力を減らす
  • 入力エラーはリアルタイムで表示する
  • 「必須」「任意」を明確に表示する

口コミ×スタッフ紹介×外部評価で不安を解消

5. 信頼感を高める要素

店舗LPのコンバージョン率を左右する最大の要因は「信頼感」です。 初めて訪れるお店に予約するのは、ユーザーにとって不安な行動です。 その不安を解消する要素を、LPの中にしっかりと組み込みましょう。

お客さんの声(口コミ)

お客さんの声は、店舗LPで最も効果的な信頼要素です。 以下のポイントを押さえて掲載しましょう。

  • 実名(またはイニシャル)と年代・性別を記載する
  • 具体的なエピソードを含む(「痛くなかった」「丁寧に説明してくれた」など)
  • 可能であれば写真を掲載する(許可を得たうえで)
  • 3〜5件を掲載する(多すぎると読まれない)

口コミは自社で用意するのではなく、実際のお客さんからの声をそのまま使うのが鉄則です。 作られた口コミはユーザーに見透かされます。

スタッフ紹介

「誰が対応してくれるのか」が分かると、来店の不安が大幅に軽減されます。 スタッフ紹介では、以下の情報を掲載しましょう。

  • 顔写真(笑顔の写真がベスト)
  • 名前
  • 役職・資格
  • 経歴(簡潔に)
  • 一言メッセージ(お客さんへの想い)

特に院長やオーナーの紹介は重要です。 「この人に任せたい」と思ってもらえれば、予約のハードルは一気に下がります。

外部の評価・認証

以下のような外部の評価情報があれば、積極的に掲載しましょう。

  • Googleの口コミ評価(星の数)
  • 業界団体の認証・資格
  • メディア掲載実績
  • 受賞歴

これらは「第三者が認めている」という客観的な証拠であり、自社の主張よりも説得力があります。

「安心」を伝える情報

初めての来店で特に不安に感じるポイントに対して、事前に回答しておきましょう。

  • 「初めての方へ」セクションを設ける
  • 来店時の流れをステップで説明する
  • 駐車場の有無、ベビーカーの持ち込み可否など、実用的な情報を記載する
  • 「無理な勧誘はいたしません」「キャンセル料はかかりません」などの安心情報

CVR3%未満はLP全体見直し。ヒートマップで特定

6. LPの効果検証とABテスト

LPは作って終わりではなく、データに基づいて改善を続けることが重要です。

確認すべき指標

LPのパフォーマンスは、以下の指標で評価します。

指標計算式目安
CVR(コンバージョン率)CV数÷セッション数3〜8%
直帰率1ページのみで離脱した割合60%以下
平均滞在時間全セッションの平均2分以上
スクロール率ページの何%まで読まれたか50%以上
CTA クリック率CTAクリック÷セッション5%以上

CVRが3%未満の場合は、LP全体の見直しが必要です。 直帰率が80%を超えている場合は、ファーストビューの改善が急務です。

ヒートマップツールの活用

ヒートマップツール(Microsoft Clarity、Hotjarなど)を使うと、ユーザーがLPのどの部分をクリックし、どこまでスクロールし、どこで離脱したかを視覚的に確認できます。

Microsoft Clarityは無料で使えるため、LPを公開したら必ず設置しましょう。 特に「スクロールヒートマップ」でユーザーがどこで離脱しているかを確認し、その手前のセクションの改善に取り組むのが効果的です。

ABテストの進め方

ABテストは、LPの2つのバージョンを同時に表示し、どちらのCVRが高いかを比較する手法です。

テストの優先順位は以下のとおりです。

  1. ファーストビュー(キャッチコピー、メイン画像):影響が最も大きい
  2. CTAボタン(色、テキスト、配置):即効性が高い
  3. お客さんの声の内容・数
  4. 料金表の見せ方
  5. フォームの項目数

一度に変更するのは1要素だけにしてください。 複数の要素を同時に変更すると、どの変更が効果に影響したか分からなくなります。

Google Optimizeのサービス終了後は、VWO、AB Tasty、または Google広告の「試験運用版」機能でABテストを行えます。

よくある質問

LPとホームページ、どちらに広告を飛ばすべきですか?

広告のリンク先はLPが推奨です。 ホームページはナビゲーションが多く、ユーザーが目的のアクション(予約)にたどり着く前に別のページに遷移してしまうリスクがあります。 LPは予約に特化した設計なので、コンバージョン率が高くなります。

LPの制作費用はいくらくらいですか?

フリーランスに依頼する場合は5〜20万円、制作会社に依頼する場合は15〜50万円が相場です。 テンプレートを使えば5万円以下で作れることもあります。 費用の詳細はLP制作の費用相場と成果を出すコツで解説しています。

LPは1ページでないといけませんか?

基本的には1ページが推奨です。 ただし、情報量が多い場合は、セクション内にアコーディオン(開閉式の要素)を設置して情報を整理する方法もあります。 ページ遷移はコンバージョンの機会損失につながるため、極力1ページで完結させましょう。

WordPressでLPは作れますか?

はい、作れます。 LP専用のテーマやプラグイン(Elementor、Lightning LP Pageなど)を使えば、コーディング不要でLPを作成できます。 ただし、ページ読み込み速度に注意が必要です。

LPの更新頻度はどのくらいが適切ですか?

季節やキャンペーンに合わせて、最低でも四半期に1回は内容を見直しましょう。 お客さんの声は定期的に新しいものに差し替え、料金変更があれば即座に反映してください。

まとめ

店舗向けLPは、広告の投資効率を最大化するための重要なピースです。 どれだけ広告のクリック率が高くても、LPで離脱されてしまっては意味がありません。

店舗LPの設計で押さえるべきポイントをまとめます。

  • ファーストビューにキャッチコピー・信頼指標・CTAの3要素を含める
  • 構成は「共感 → 興味 → 信頼 → 安心 → 行動」の流れで設計する
  • CTAは3ヶ所以上配置し、スマホでは固定CTAバーを設置する
  • 料金は明示する。「お問い合わせください」はNG
  • スマホファーストで設計し、読み込み速度3秒以内を目指す
  • お客さんの声、スタッフ紹介、外部評価で信頼感を高める
  • ヒートマップとABテストで継続的に改善する

LPは作って終わりではなく、データに基づいて磨き続けることで成果が向上します。 まずは基本構成に沿ったLPを作成し、広告を配信してデータを取ることから始めましょう。

広告運用全般の戦略はWeb広告の完全ガイドで、LP制作の費用についてはLP制作の費用相場と成果を出すコツで詳しく解説しています。

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