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LINE公式とLINE広告の違い

2026.04.05 公開 | 読了時間 約10分

「LINE公式アカウントとLINE広告って、何が違うの?」

店舗ビジネスの経営者からよくいただく質問です。

WEBRIESでは、LINE公式アカウントを口コミPLUSやGBP自動投稿と連携させて、来店客のフォローアップを仕組み化しています。LINE広告で友だちを増やし、LINE公式でリピートを促し、口コミPLUSで来店後の評価を資産にする。この流れを設計できるのは、自社ツールを持つWEBRIESならではの強みです。

どちらも「LINE」の名前が付いていますが、役割も仕組みも全く異なるサービスです。

LINE公式アカウントは「既存の友だちにメッセージを送るツール」。 LINE広告は「まだ友だちになっていない人にLINE上で広告を配信するサービス」。

この違いを理解せずに使うと、「お金をかけたのに成果が出ない」という事態に陥ります。

この記事では、LINE公式アカウントとLINE広告の違いを費用・機能・集客効果の観点で比較し、店舗ビジネスにおける最適な使い分けを解説します。

Web広告全般の基礎知識はWeb広告の完全ガイドで体系的にまとめています。

友だちにメッセージを届ける無料ツール

1. LINE公式アカウ��トとは

まず、LINE公式アカウントの基本を確認しましょう。

LINE公式アカウントの概要

LINE公式アカウントとは、企業や店舗がLINE上でユーザーとコミュニケーションを取るためのアカウントです。 個人のLINEアカウントとは別に、ビジネス用のアカウントを開設できます。

友だち登録してくれたユーザーに対して、メッセージの一斉配信、クーポンの配布、ショップカード、1対1チャットなどの機能が利用できます。

料金プラン

LINE公式アカウントには3つの料金プランがあります。

プラン月額料金無料メッセージ数追加メッセージ
コミュニケーションプラン0円200通/月不可
ライトプラン5,000円5,000通/月不可
スタンダードプラン15,000円30,000通/月約3円/通〜

ここで言う「通」は、1人のユーザーに送る1回のメッセージが1通です。 友だちが100人いる場合、1回の一斉配信で100通を消費します。

友だち数が少ない段階(200人以下)であれば、無料プランで十分に運用できます。 友だちが増えてきたら、ライトプランやスタンダードプランへの移行を検討しましょう。

LINE公式アカウントの主な機能

店舗ビジネスで特に活用すべき機能は以下の5つです。

メッセージ配信:友だち全員または特定のセグメントにメッセージを一斉送信できます。新メニューの告知、キャンペーン情報、季節のお知らせなどに活用できます。

クーポン:デジタルクーポンを作成し、友だちに配布できます。来店時にスマホで提示してもらう形で利用します。利用率の計測も可能です。

ショップカード:デジタルのスタンプカードを作成できます。紙のスタンプカードと違い、紛失の心配がなく、来店頻度のデータも取得できます。

1対1チャット:友だちからの問い合わせに個別で対応できます。予約受付やお問い合わせ対応に活用できます。

リッチメニュー:トーク画面の下部に固定表示されるメニューです。予約ボタン、メニュー表、アクセスマップなどを配置し、ユーザーの行動を促します。

LINE公式アカウントの限界

LINE公式アカウントには1つの大きな限界があります。 それは「友だちにしかリーチできない」ということです。

どれだけ優れたメッセージを作っても、友だちがいなければ誰にも届きません。 友だちを増やすには、店頭でのQRコード掲示、チラシへの掲載、Webサイトでの案内など、別の手段が必要です。

ここで登場するのがLINE広告です。

まだ友だちでない人にリーチする有料広告

2. LINE広告とは

次に、LINE広告の基本を確認します。

LINE広告の概要

LINE広告は、LINEアプリ内のさまざまな場所に広告を表示できる有料の広告配信サービスです。 友だちになっていないユーザーにもリーチできるのが、LINE公式アカウントとの最大の違いです。

LINE広告は、LINEのトークリスト、LINE NEWS、LINE VOOMなどに表示されます。 日本国内で約9,600万人のユーザーにリーチできるため、他のSNS広告よりも幅広い層に訴求できます。

LINE広告の種類

LINE広告で利用できる主な広告フォーマットは以下のとおりです。

フォーマット内容主な目的
友だち追加広告クリックで友だち追加友だち数の増加
Webサイト誘導広告クリックでサイトに遷移HP・LPへの集客
動画広告動画で訴求認知度の向上
カルーセル広告複数画像を横スクロール複数メニューの訴求

店舗ビジネスでは「友だち追加広告」が最も効果的です。 広告をクリックするだけで友だちになれるため、ユーザーの手間が少なく、友だち追加率(CVR)が高い傾向にあります。

LINE広告の費用

LINE広告は、入札制のオークション形式で広告費が決まります。 最低出稿金額の制限はなく、日予算100円から設定可能です。

店舗ビジネスにおける費用の目安は以下のとおりです。

指標目安
CPC(クリック単価)30〜100円
CPF(友だち追加単価)100〜500円
月額予算(テスト期間)3〜5万円
月額予算(安定運用)5〜15万円

友だち追加広告の場合、1人の友だちを獲得するのに100〜500円程度かかります。 業種や地域によって変動しますが、月3〜5万円の予算で100〜300人の友だちを獲得できるのが一般的です。

LINE広告の運用方法はLINE広告で友だちを増やす方法で詳しく解説しています。

競合ではなく補完し合う関係

3. 2つのサービスの違いを徹底比較

LINE公式アカウントとLINE広告の違いを、各項目で比較します。

費用の比較

項目LINE公式アカウントLINE広告
初期費用0円0円
月額固定費0〜15,000円なし(出稿額のみ)
変動費追加メッセージ約3円/通クリック・表示ごと
月額予算の目安0〜15,000円3〜15万円

LINE公式アカウントは無料から始められるのに対し、LINE広告は成果を出すために最低でも月3万円程度の予算が必要です。 ただし、LINE広告で獲得した友だちに対しては、LINE公式アカウントから無料(メッセージ枠内)でアプローチできます。

機能の比較

機能LINE公式アカウントLINE広告
メッセージ配信ありなし
クーポン配布ありなし
1対1チャットありなし
ショップカードありなし
リッチメニューありなし
新規ユーザーへのリーチなしあり
地域ターゲティング限定的あり
年齢・性別ターゲティング限定的あり

この比較を見ると明確ですが、LINE公式アカウントは「既存の友だちとのコミュニケーション」に特化し、LINE広告は「新しいユーザーへのリーチ」に特化しています。 両者は競合するサービスではなく、補完し合うサービスです。

集客効果の比較

観点LINE公式アカウントLINE広告
新規集客弱い(自力で友だちを増やす必要)強い(広告で友だちを獲得)
リピート促進強い(メッセージ・クーポン)なし(一度きりの接点)
即効性中(友だちが増えるまで時間がかかる)高い(出稿翌日から配信)
持続性高い(友だちは資産として蓄積)低い(広告を止めるとリーチ停止)
費用対効果高い(友だちが多いほど効率的)中(継続的な出稿が必要)

自社の状況で変わる最適な使い分け4パターン

4. 店舗ビジネスにおける最適��使い分け

LINE公式アカウントとLINE広告は、それぞれ異なる場面で力を発揮します。 自社の状況に合わせた使い分けを解説します。

パターン1:まだ友だちがほとんどいない場合

LINE公式アカウントを開設したばかりで、友だちが50人以下の場合。 この段階では、LINE広告で友だちを一気に獲得するのが効果的です。

月3万円の予算で2〜3ヶ月間LINE広告を出稿すれば、200〜500人の友だちを獲得できます。 友だちが200人を超えたら、LINE公式アカウントのメッセージ配信が有効に機能し始めます。

パターン2:友だちは多いがリピートが少ない場合

友だちが500人以上いるのに、リピート来店が少ない場合。 この場合はLINE広告ではなく、LINE公式アカウントのメッセージ戦略を見直すべきです。

確認すべきポイントは以下のとおりです。

  • メッセージの配信頻度は適切か(週1〜2回が目安)
  • クーポンやキャンペーンの内容は魅力的か
  • 配信時間帯はユーザーが見やすい時間か
  • メッセージの内容が宣伝ばかりになっていないか

パターン3:新規顧客の獲得を強化したい場合

既存の友だちからのリピートは安定しているが、新規顧客を増やしたい場合。 LINE広告の「友だち追加広告」に加え、「Webサイト誘導広告」も活用しましょう。

Webサイト誘導広告で自社のホームページやLPに集客し、サイト上でLINE公式アカウントの友だち追加を促す導線を設計します。 これにより、LINE広告 → Webサイト → 友だち追加 → メッセージ配信 → 来店という一連の流れが構築できます。

パターン4:予算が限られている場合

月の広告予算が1万円以下で、LINE広告に投資する余裕がない場合。 LINE公式アカウントの無料プランをフル活用しましょう。

広告を使わずに友だちを増やす方法は以下のとおりです。

  • 店頭にQRコードを掲示する(POP、レジ横、テーブルなど)
  • 「友だち追加で10%OFF」のインセンティブを用意する
  • 名刺やチラシにQRコードを印刷する
  • 自社のホームページやSNSに友だち追加リンクを掲載する
  • 来店時にスタッフが声かけで案内する

地道ですが、これらの施策を継続することで毎月30〜50人の友だちを獲得できている店舗は多くあります。

広告×公式アカウントの一気通貫集客フロー

5. LINE公式アカウ��トとLINE広告の併用戦略

最も効果的なのは、LINE公式アカウントとLINE広告を併用する戦略です。

併用の全体像

LINE広告とLINE公式アカウントを組み合わせた集客の流れは以下のとおりです。

  1. LINE広告で新規ユーザーに広告を配信
  2. 友だち追加広告で友だちを獲得
  3. あいさつメッセージで初回来店を促す(クーポン付き)
  4. 初回来店後、ステップ配信で2回目の来店を促す
  5. 定期的なメッセージ配信でリピート来店を継続的に促す

この流れが確立すると、LINE広告は「友だち獲得の入り口」として機能し、LINE公式アカウントは「友だちを来店につなげるエンジン」として機能します。 両者が組み合わさることで、新規集客からリピート促進までを一気通貫で実現できます。

併用時の予算配分

LINE広告とLINE公式アカウントの予算配分は、フェーズによって変えましょう。

立ち上げ期(1〜3ヶ月目):

  • LINE広告:月5〜10万円(友だち獲得に集中)
  • LINE公式アカウント:無料プラン

成長期(4〜6ヶ月目):

  • LINE広告:月3〜5万円(友だち獲得を継続)
  • LINE公式アカウント:ライトプラン(5,000円/月)

安定期(7ヶ月目以降):

  • LINE広告:月1〜3万円(新規獲得のペースを維持)
  • LINE公式アカウント:ライト〜スタンダードプラン

友だちが増えるにつれ、LINE広告の比重を下げ、LINE公式アカウントのメッセージ活用に比重を移していくのが理想的です。

成果の測定方法

LINE広告とLINE公式アカウントの併用効果を測定するには、以下の指標を追跡しましょう。

指標計測方法目安
友だち追加数LINE広告管理画面月100〜300人
友だち追加単価(CPF)広告費÷友だち追加数100〜500円
ブロック率LINE公式アカウント管理画面20%以下
メッセージ開封率LINE公式アカウント管理画面60%以上
クーポン利用率LINE公式アカウント管理画面10%以上
友だち → 来店の転換率来店時のヒアリング15〜30%

これらの指標を月次で追跡し、改善サイクルを回しましょう。

成功���舗に共通する4つの活用パターン

6. 成功事例に学ぶ活用のヒント

LINE公式アカウントとLINE広告を効果的に活用している店舗の共通点を紹介します。

共通点1:友だち追加のインセンティブが明確

成功している店舗は、「なぜ友だちに追加するべきか」が明確です。 「友だち追加でドリンク1杯無料」「LINE限定で毎月クーポン配信」のように、具体的なメリットを提示しています。

漠然と「友だち追加お願いします」では、ユーザーは動きません。

共通点2:メッセージの内容に価値がある

宣伝ばかりのメッセージはブロックの原因になります。 成功している店舗は、お役立ち情報やスタッフの近況、季節のトピックなど、宣伝以外のコンテンツも混ぜています。

メッセージの内容は「宣伝3:お役立ち情報7」のバランスが理想的です。

共通点3:配信頻度が適切

配信が多すぎるとブロックされ、少なすぎると忘れられます。 週1〜2回の配信がちょうど良いバランスです。

曜日と時間も固定すると、ユーザーに「このお店のLINEは毎週火曜の12時に届く」と認識してもらえ、開封率が安定します。

共通点4:オフラインとオンラインを連携している

LINE公式アカウントへの誘導を、店頭でもオンラインでも徹底しています。 レジ横のQRコード、テーブルのPOP、ホームページのバナー、Instagram のプロフィールリンクなど、あらゆる接点で友だち追加を促しています。

よくある質問

LINE公式アカウントだけで友だちを増やせますか?

増やせますが、ペースはゆっくりです。 店頭のQRコードやSNSでの告知だけでは、月に20〜50人程度の増加が一般的です。 短期間で大量の友だちを獲得したい場合は、LINE広告の併用が効果的です。

LINE広告を出すのにLINE公式アカウントは必須ですか?

友だち追加広告を出す場合は必須です。 Webサイト誘導広告だけであれば不要ですが、店舗ビジネスでは友だち追加広告を使うべきなので、実質的には必須と考えてください。

LINE公式アカウントの運用代行は依頼すべきですか?

友だちが500人以下の段階では、自社で運用するのが効率的です。 運用代行の月額費用(3〜10万円)をかけるよりも、LINE広告に投資して友だちを増やすほうが優先度が高いです。 友だちが1,000人を超えたら、代行の検討を始めてもよいでしょう。

LINE公式アカウントとLINE広告以外に、LINEで集客する方法はありますか?

LINE内に店舗情報を掲載できる「LINEプレイス」というサービスがあります。 また、LINEポイントを活用したキャンペーンも集客に効果的です。 ただし、まずはLINE公式アカウントとLINE広告の基本を固めることが最優先です。

まとめ

LINE公式アカウントとLINE広告は、名前こそ似ていますが、役割が全く異なるサービスです。

LINE公式アカウントLINE広告
役割友だちとのコミュニケーション新規ユーザーへのリーチ
費用無料〜月15,000円月3万円〜
新規獲得弱い強い
リピート促進強いなし

店舗ビジネスにとって最も効果的なのは、両者を併用する戦略です。 LINE広告で友だちを獲得し、LINE公式アカウントで来店・リピートにつなげる。 この一連の流れを構築することで、持続的な集客の仕組みが完成します。

まずはLINE公式アカウントを開設し、友だち追加のインセンティブを用意したうえで、LINE広告で友だち獲得を始めましょう。

広告運用全般の戦略はWeb広告の完全ガイドで、LINE広告の具体的な運用方法はLINE広告で友だちを増やす方法で詳しく解説しています。

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