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Web広告マップ広告

Googleマップに広告を出す方法

2026.04.05 公開 | 読了時間 約10分

「Googleマップで検索したときに、他の店が上に表示されていて悔しい」。 そんな経験をしたことはないでしょうか。

WEBRIESでは、Googleマップ広告を「単発の集客手段」ではなく、GBP自動投稿ツールや口コミPLUSとセットで運用しています。 広告でクリックされたときに、プロフィールの投稿が充実していて口コミ評価も高い状態をつくっておく。この下地があるかないかで、広告の費用対効果は大きく変わります。

Googleマップには広告枠があります。 検索結果の一番上に「スポンサー」というラベルが付いた店舗情報が表示されるあれがGoogleマップ広告、正式名称は「ローカル検索広告」です。

ローカル検索広告を使えば、MEO(マップエンジン最適化)で上位に入れなくても、広告費をかけることでGoogleマップの最上部に自店を表示できます。 「今すぐ近くの店を探している」という来店意欲の高いユーザーに直接アプローチできるため、店舗集客の即効性のある手段として注目されています。

この記事では、Googleマップ広告の仕組み、設定方法、費用感、そして成果を出すためのポイントまでを詳しく解説します。 店舗向けWeb広告の全体戦略もあわせてご確認ください。

Googleマップ広告(ローカル検索広告)とは

Googleマップ最上部に自店を表示できる広告の仕組み

Googleマップ広告は、Google検索やGoogleマップアプリで地域に関連する検索が行われたときに、検索結果の最上部に表示される広告です。

たとえば「渋谷 ランチ」とGoogle検索すると、検索結果にGoogleマップのローカルパック(地図と店舗情報が3件表示される枠)が出てきます。 ローカル検索広告はこのローカルパックの一番上、もしくはGoogleマップアプリの検索結果の最上部に「スポンサー」付きで表示されます。

表示される情報は、通常のGoogleマップ掲載と同じです。 店舗名、住所、営業時間、口コミ評価、写真。 ここが重要なポイントですが、ローカル検索広告の表示内容はGoogleビジネスプロフィール(GBP)から引き出されます。 つまり、広告用の特別なクリエイティブを作る必要はなく、GBPの情報がそのまま広告として使われます。

ユーザーがGoogleマップ広告をタップすると、店舗のGoogleビジネスプロフィールの詳細画面が開きます。 そこから「電話する」「経路を検索する」「ウェブサイトを開く」といったアクションに繋がります。

Googleマップ広告の課金方式

課金方式は、ユーザーが以下のアクションを取ったときに費用が発生します。

  • 「場所の詳細を取得」(GBPの詳細をクリック)
  • 「経路を検索」(ルート案内をクリック)
  • 「電話する」(電話番号をタップ)
  • 「ウェブサイトにアクセス」(Webサイトをクリック)

つまり、表示されただけでは費用がかからず、ユーザーが何らかの来店に繋がるアクションを取ったときにのみ課金されるため、費用対効果が見えやすい広告です。

他のWeb広告と比較したとき、この「来店アクション課金」の仕組みは非常にユニークです。 たとえばリスティング広告は検索結果のテキストリンクをクリックされた時点で課金が発生しますが、そのクリックが来店に繋がるかどうかは別問題です。 一方でGoogleマップ広告は、経路案内を開いたり電話をかけたりといった「来店に直結するアクション」が課金のトリガーになります。 広告費が「来店に近いアクション」に対して支払われる構造なので、投資対効果を実感しやすいのです。

Googleマップ広告の位置づけ

Googleマップ広告は独立した広告プロダクトではなく、Google広告の「住所アセット(旧:住所表示オプション)」を設定することで自動的に配信されます。 そのため、Googleマップだけに広告を出すことはできず、検索キャンペーンやP-MAXキャンペーンと組み合わせて配信する形になります。

この点は混乱しやすいところなので、しっかり理解しておきましょう。 「Googleマップ広告を出したい」と思ったら、やるべきことは「Google広告のアカウントを開設し、住所アセットを設定する」です。 Googleマップ専用の管理画面や申込フォームは存在しません。

Googleマップ広告が表示される仕組みと条件

Googleマップ広告が表示されるには、いくつかの条件を満たす必要があります。 条件を理解していないと「設定したのに広告が出ない」という事態に陥りかねません。

3つの必須条件

必須条件の1つ目は、Googleビジネスプロフィールが登録・認証済みであること。 オーナー確認が完了していないGBPでは広告を出せません。 まだ登録していない方は、先にGBPの登録を済ませてください。

必須条件の2つ目は、Google広告アカウントとGBPが連携(リンク)されていること。 Google広告の管理画面から「リンクされたアカウント」に進み、GBPのアカウントを連携します。 この連携が完了すると、住所アセットとしてGBPの情報がGoogle広告で使えるようになります。

必須条件の3つ目は、住所アセット(旧:住所表示オプション)が有効になっていること。 キャンペーンまたはアカウントレベルで住所アセットを設定し、広告に住所情報を表示する設定を有効にします。

これら3つの条件が揃った状態で、ユーザーが店舗の近くから地域関連の検索を行うと、Googleのアルゴリズムが自動的にGoogleマップ上に広告を表示するかどうかを判断します。

表示順位を決める3つの要素

表示の優先順位は、入札額、広告の品質(GBPの情報充実度、口コミ評価、広告文の関連性)、ユーザーとの距離の3要素で決まります。

ここで重要なのは「ユーザーとの距離」です。 Googleマップ広告は、ユーザーの現在地(または検索で指定した地域)から近い店舗を優先的に表示します。 そのため、広告を出しても商圏外のユーザーには表示されにくく、自然と地域ターゲティングが効いている形になります。

さらに注目すべきは「広告の品質」の中でもGBPの口コミ評価の重みです。 Googleは口コミの星評価と件数を表示順位の要素として重視しています。 同じ入札額でも、口コミ評価4.8で200件の店舗と、口コミ評価3.5で10件の店舗では、前者が圧倒的に有利です。 つまり、広告の順位を上げたければ、入札額を上げるだけでなく、口コミを集めてGBPの品質を高めることが有効な戦略になります。

注意すべき制限事項

注意点として、Googleマップ広告は検索キャンペーンやP-MAXキャンペーンの一部として配信されるため、「Googleマップだけに月○万円」という予算の切り分けはできません。 Googleのアルゴリズムが、検索結果とGoogleマップのどちらに広告を出すかを自動で判断します。 マップへの配信比率を手動でコントロールすることは基本的にできないため、この点は理解しておく必要があります。

ただし、キーワード選定で間接的にコントロールすることは可能です。 「渋谷 美容院」のような「地域名+業種」のキーワードはGoogleマップの広告枠に表示されやすい傾向があります。 一方で「美容院 予約 安い」のような地域名を含まないキーワードは、検索結果のテキスト広告に表示されやすいです。

Googleマップ広告の設定手順

Googleマップ広告を配信するための具体的な手順を解説します。 2つの方法があり、検索キャンペーンに住所アセットを追加する方法と、P-MAXキャンペーンを使う方法です。

方法1: 検索キャンペーン + 住所アセット

この方法は、既にGoogle広告で検索キャンペーンを運用している場合に適しています。

まず、Google広告の管理画面で「アセット」メニューを開き、「住所アセット」を追加します。 GBPアカウントを選択して連携すると、GBPに登録された店舗情報が住所アセットとして使えるようになります。

次に、既存の検索キャンペーン(または新規に作成した検索キャンペーン)の設定で、住所アセットが有効になっていることを確認します。 キャンペーンの配信地域は、店舗の所在地を中心としたエリアに設定してください。

キーワードは「地域名 + 業種」を中心に設定します。 「渋谷 美容院」「品川区 歯医者」「新宿 ランチ」など、Googleマップで検索されやすいキーワードを選びましょう。

これで設定は完了です。 ユーザーが該当キーワードで検索し、かつ店舗の近くにいる場合に、Googleマップの広告枠に店舗情報が表示される可能性があります。

具体的な設定のコツとして、キーワードのマッチタイプは「フレーズ一致」をベースにすることをおすすめします。 完全一致だと表示機会が限られすぎますし、部分一致だと意図しないキーワードに広告が配信されてしまう可能性があります。 フレーズ一致であれば「渋谷 美容院」に対して「渋谷 美容院 おすすめ」「渋谷 美容院 カット カラー」なども拾えるため、バランスの良い配信が可能です。

方法2: P-MAXキャンペーン

P-MAXキャンペーンは、Googleマップを含むすべての配信面に横断的に広告を出せるキャンペーンタイプです。 特にGoogleが店舗集客向けに推奨しているのがこの方法です。

キャンペーン作成時に目標として「来店数と店舗売上の向上」を選択し、P-MAXを選びます。 GBPと連携した店舗を指定し、アセット(テキスト、画像、動画)をアップロードすれば設定完了です。

P-MAXの場合、GoogleのAIが自動で「Googleマップに出すべきか、検索結果に出すべきか、YouTubeに出すべきか」を判断します。 手動のコントロールは効きませんが、AIの最適化によって効率的な配信が期待できます。

P-MAXを使う際に重要なのは、アセットの品質です。 テキストは見出し15個、説明文4個をすべて埋めることが推奨されています。 画像は横長、縦長、正方形の3種類をそれぞれ5枚以上、合計15枚以上用意しましょう。 アセットの数と質が多いほど、AIの学習精度が上がり、効率的な配信が可能になります。

P-MAXの詳しい設定方法はP-MAXキャンペーンの解説記事で説明しています。

どちらの方法を選ぶべきか

Googleマップへの表示をコントロールしたい場合は方法1(検索キャンペーン + 住所アセット)が適しています。 キーワードを細かく管理でき、検索語句レポートでどんなキーワードに広告が出たかを確認できます。

一方、Googleマップだけでなく検索、YouTube、ディスプレイなど広範囲に配信して来店を最大化したい場合は方法2(P-MAX)が適しています。 設定がシンプルで、AIの最適化によって幅広いユーザーにリーチできます。

予算に余裕があれば、両方を併用するのが最も効果的です。 重要キーワードは検索キャンペーンでカバーし、それ以外の配信はP-MAXに任せるという役割分担ができます。

以下の表で判断基準を整理しておきます。

判断基準検索キャンペーン+住所アセットP-MAXキャンペーン
キーワード管理手動で細かく管理可能AIが自動判断
配信面検索+Googleマップ検索+マップ+YouTube+ディスプレイ他
レポートの詳細度検索語句レポートあり配信面別の詳細データが少ない
向いている状況既に検索広告を運用中新規スタート、複数チャネルに横展開したい
予算の目安月3万円~月5万円~

Googleマップ広告の費用相場

Googleマップ広告のクリック単価は、業種と地域の競合状況によって大きく異なります。 ここでは目安となる数字を紹介します。

業種別のクリック単価

業種1アクションあたりの費用目安特徴
飲食業30円~120円競合多いが検索ボリュームも多い
美容業60円~200円リピート率が高いためLTV換算で割安
医療業(歯科、整骨院、クリニック)100円~400円高単価サービスのため投資対効果は高い
士業200円~800円競合が少なく単価が高い地域差が大きい

通常の検索広告と比較すると、Googleマップ広告のクリック単価はやや安い傾向にあります。 これは、Googleマップ広告のクリック(経路検索、電話タップなど)が来店に直結するアクションであるため、広告主にとっての価値が高く、費用対効果が良好なためです。

月間予算の目安

月間予算の目安としては、小規模店舗(1店舗)で月3万円から10万円。 中規模(2-5店舗)で月10万円から30万円。 大規模チェーン(10店舗以上)で月50万円以上。

ただし、前述の通りGoogleマップ広告は検索キャンペーンやP-MAXの一部として配信されるため、「Googleマップ広告だけに月○万円」と予算を分けることはできません。 検索キャンペーン全体の予算の中から、Googleのアルゴリズムが自動でGoogleマップへの配信分を配分します。

費用対効果を最大化する考え方

費用対効果を最大化するコツは、GBPの情報を充実させることです。 口コミ評価が高く、写真が豊富で、投稿が定期的に更新されている店舗は、広告の品質スコアが高くなり、低いクリック単価で上位表示される傾向にあります。

具体的な数字で考えてみましょう。 たとえば歯科医院の場合、1アクション(経路検索や電話)あたり200円で、そのうち20%が実際に来院するとします。 来院1件あたりの広告費は200円÷20%=1,000円です。 初診の平均単価が8,000円で、年間6回通院してもらえるとすると、LTV(顧客生涯価値)は48,000円。 広告費1,000円でLTV48,000円の顧客を獲得できるなら、ROAS(広告費用対効果)は4,800%です。

この計算が成り立つ前提は「GBPの口コミ評価が高く、ユーザーがアクション後に実際に来店する確率が高いこと」です。 広告費をかける前に、まずGBPの最適化に投資する方が長期的にはコストパフォーマンスが良いケースも多いです。

Googleマップ広告とMEOの違いと使い分け

マップ広告(即効フロー型)vs MEO(ストック型)

Googleマップ広告とMEO(マップエンジン最適化)はどちらもGoogleマップ上での表示を改善する施策ですが、性質は大きく異なります。 両者の違いを正確に理解し、適切に使い分けることが重要です。

MEOの特徴

MEO(マップエンジン最適化)は、GBPの情報を充実させ、口コミを集め、NAP情報を統一するなど、自然検索(オーガニック)でのGoogleマップ上位表示を目指す施策です。 費用は実作業のコスト(自社で行えば実質無料、代理店に依頼すれば月数万円)のみで、クリックごとの課金はありません。 効果が出るまでに3か月から6か月程度かかりますが、一度上位に定着すれば継続的に集客できるストック型の施策です。

Googleマップ広告の特徴

一方、Googleマップ広告は即効性があります。 設定したその日から広告が表示され、すぐに来店に繋がるアクションが期待できます。 ただし、広告を止めれば表示も止まるため、フロー型の施策です。

2つの比較表

比較項目Googleマップ広告MEO対策
効果が出るまでの期間即日~数日3~6か月
持続性広告を止めれば効果もストップ一度上位に入れば継続的に効果
費用構造アクションごとの課金作業費のみ(クリック課金なし)
コントロール性予算調整で配信量をコントロール可能アルゴリズム依存で制御しにくい
必要なスキルGoogle広告の運用知識GBP最適化、口コミ管理のノウハウ

理想的な使い分け

理想的な使い分けは以下の通りです。

短期的な集客が必要な場合(新規オープン、キャンペーン期間中、閑散期など)はGoogleマップ広告が有効です。 MEOの効果が出るまでの「つなぎ」としても活用できます。

長期的な集客基盤を作りたい場合はMEOに注力すべきです。 口コミの蓄積、GBP情報の充実、NAP統一といったMEO施策は、一度やれば継続的に効果を発揮します。

最も効果的なのは、MEOとGoogleマップ広告の併用です。 MEOで自然検索での上位表示を目指しつつ、広告で確実に最上部の枠を押さえる。 「自然検索で3位以内」+「広告で最上部」という状態を作れば、Googleマップの検索結果ページを自店で独占できます。 この「ダブルリスティング」効果は、信頼感とクリック率の向上に大きく貢献します。

実際に、あるクリニックではMEOで3位以内を維持しつつGoogleマップ広告も併用した結果、Googleマップ経由のアクション数が広告導入前の2.3倍に増加したという事例もあります。 自然検索と広告の両方で画面を占有することで、「この地域ではこのクリニックが一番有名なんだ」という印象をユーザーに与えることができるのです。

MEOの基本から実践まではMEO対策の総合ガイドで詳しく解説しています。

Googleマップ広告の効果を最大化する7つのポイント

Googleマップ広告で成果を出すために、実践すべき7つのポイントを紹介します。

1. GBPの情報を徹底的に充実させる

Googleマップ広告の表示内容はGBPから直接引き出されます。 GBPの情報が不十分だと、広告を出しても魅力的に見えず、クリックされません。

最低限、以下の情報は完璧に整えてください。

  • 営業時間(祝日や特別営業日も含む)
  • 住所と電話番号(正確に)
  • ビジネスカテゴリ(メインカテゴリとサブカテゴリ)
  • 写真(外観、内装、サービスの様子、スタッフ。最低20枚以上)
  • サービスメニュー(できるだけ詳細に)
  • ビジネスの説明文

GBPの説明文は750文字まで入力できますが、最初の250文字が検索結果に表示されます。 この250文字の中に、主要なキーワード(地域名+業種+特徴)を自然に含めることが重要です。 たとえば「渋谷駅徒歩3分の歯科医院。痛みの少ない治療を心がけ、開業15年で延べ3万人の患者様に選ばれています」のような書き方が効果的です。

2. 口コミを積極的に集める

口コミの数と評価は、Googleマップ広告のクリック率に直結します。 星4.0以上、口コミ数50件以上を目標に、来店客に口コミを依頼する仕組みを作ってください。 口コミへの返信も必ず行います。丁寧な返信は、それを見た他のユーザーの来店動機にもなります。

口コミを効率よく集めるには、来店後のフォローアップが鍵です。 会計時にQRコード付きのカードを渡す方法、来店後にLINEで口コミ依頼のメッセージを送る方法、SMSでGoogle口コミのリンクを送る方法などがあります。 「口コミを書いてください」ではなく「今日の体験をGoogleで共有していただけませんか」のような、自然な声かけが効果的です。

3. 写真を定期的に追加する

GBPの写真は新しいものほど優先的に表示される傾向があります。 月に4-8枚の新しい写真を追加し続けることで、常に最新の店舗情報をユーザーに届けられます。 季節メニュー、新サービス、イベントの様子など、変化のある写真が効果的です。

写真の品質も重要です。暗い写真、ブレた写真、構図の悪い写真はかえって逆効果です。 スマートフォンでも十分に撮影できますが、以下のポイントを意識しましょう。

  • 自然光を活用する(窓際で撮影する)
  • 横長の写真で撮影する(GBPでは横長がメインで表示される)
  • 明るさとコントラストを調整する
  • 人物が写っている写真は信頼感が増す

4. 広告の配信エリアを適切に設定する

店舗の商圏に合わせて配信エリアを設定してください。

店舗タイプ推奨配信半径
都市部の飲食店1~3kmカフェ、ラーメン店、居酒屋
郊外の美容院5~10km美容室、ネイルサロン
ロードサイド店15~20km車ディーラー、大型家具店
専門性の高い医療10~30km矯正歯科、不妊治療クリニック

配信エリアが広すぎると、来店可能性の低いユーザーにも広告が表示され、無駄なクリック費用が発生します。 逆に狭すぎると配信量が足りず、十分な集客効果が得られません。

最初は狭めに設定し、データを見ながら段階的に範囲を広げていくアプローチがおすすめです。

5. 営業時間に合わせた配信スケジュールを設定する

営業時間外に広告を出しても、電話に出られない、すぐに来店できないといった機会損失が生じます。 広告の配信時間帯を営業時間に合わせて設定し、効率的に予算を使いましょう。

飲食店であればランチタイムとディナータイムの前に配信を強化する、美容院であれば予約が入りやすい午前中の配信を増やすなど、業種に合わせた調整が効果的です。

配信スケジュールの設定例を紹介します。

  • 飲食店(ランチ): 10:00~13:00に入札単価を30%引き上げ
  • 飲食店(ディナー): 16:00~20:00に入札単価を20%引き上げ
  • 美容院: 9:00~12:00に入札単価を20%引き上げ(午前中の予約が取りやすい)
  • 歯科医院: 18:00~20:00に入札単価を30%引き上げ(仕事帰りの需要を獲得)

6. 検索語句レポートを確認し除外キーワードを設定する

検索キャンペーンで住所アセットを使っている場合は、検索語句レポートで実際にどんなキーワードで広告が表示されたかを確認できます。 「求人」「バイト」「口コミ 悪い」など、来店に繋がらないキーワードは除外キーワードに追加してください。

特に「求人」「アルバイト」「年収」「給料」のような採用関連キーワードは、店舗名で検索された際に表示されやすいですが、来店とは無関係です。 これらを除外するだけで、広告費の無駄を5~15%削減できるケースもあります。

月に1回は検索語句レポートを確認し、不要なキーワードを除外する作業を習慣化しましょう。

7. MEO施策と並行して取り組む

Googleマップ広告は即効性がありますが、広告を止めれば効果もなくなります。 広告と並行してMEO施策を進め、自然検索での上位表示も目指してください。 MEOで上位に入れるようになれば、広告費を段階的に減らしていくこともできます。

理想的なロードマップとしては、1-3か月目は広告メインで集客しながらGBP最適化と口コミ収集を進める。 4-6か月目はMEOの順位上昇を確認しつつ、広告費を10-20%削減テスト。 7か月目以降はMEOで安定的に上位表示できていれば、広告は閑散期やキャンペーン時のみに切り替える。

この段階的なアプローチで、「広告に頼りすぎない集客体制」を構築していきましょう。

Googleマップ広告の効果測定と改善サイクル

Googleマップ広告は出して終わりではなく、効果を測定し、継続的に改善することが重要です。

確認すべき指標

指標確認場所目安
表示回数Google広告の住所アセットレポート月1,000回以上
アクション数(電話・経路検索・サイトクリック)同上月50回以上
アクション単価同上業種別相場の1.5倍以内
来店コンバージョンGoogle広告(規模が大きい場合のみ計測可能)-
GBPインサイトGBP管理画面前月比で増加しているか

月次改善サイクル

毎月1回、以下の手順で改善を行いましょう。

  1. 検索語句レポートを確認し、除外キーワードを追加
  2. アクション単価の高いキーワードの入札を見直し
  3. GBPの写真を追加(月4-8枚)
  4. 口コミの返信対応と新規口コミの促進
  5. GBP投稿の更新(週1回以上の投稿を維持)
  6. 配信エリアと配信時間帯の調整

この改善サイクルを3か月続けると、アクション単価が20-40%改善するケースが多いです。 広告の品質(GBPの充実度)が向上することで、同じ入札額でも上位に表示されやすくなるためです。

よくある質問

Googleマップだけに広告を出すことはできますか?

Googleマップ専用の広告キャンペーンはありません。 検索キャンペーンに住所アセットを追加するか、P-MAXキャンペーンを使うことで、Googleマップにも広告が配信されます。 Googleマップへの配信比率を手動で制御することは基本的にできません。

Googleビジネスプロフィールがなくてもマップ広告は出せますか?

出せません。 Googleマップ広告はGBPの情報を使って表示するため、GBPの登録とオーナー確認が必須です。 まだ登録していない場合は、先にGBPの登録から始めてください。 GBP最適化の詳しい方法はGBP最適化ガイドで解説しています。

Googleマップ広告の効果はどう測定すればいいですか?

Google広告の管理画面で、住所アセットに関連するアクション(経路検索クリック、電話クリック、Webサイトクリック)の数と費用を確認できます。 来店コンバージョンが計測できる規模であれば、来店数と来店単価も確認可能です。 また、GBPのインサイトで、電話件数や経路検索件数の変化を前月比で確認するのも有効です。

口コミ評価が低い場合でもマップ広告は出すべきですか?

口コミ評価が3.5未満の場合、マップ広告を出しても逆効果になる可能性があります。 低評価が目立つ状態で広告を出すと、「この店は評判が悪い」という印象を広めてしまうことになります。 まずは口コミ改善に取り組み、評価4.0以上を目指してから広告を検討してください。

Googleマップ広告とリスティング広告は併用すべきですか?

はい、併用がお勧めです。 リスティング広告(検索結果のテキスト広告)とGoogleマップ広告を同時に表示できれば、検索結果ページでの自店の占有面積が大きくなります。 ユーザーの目に留まりやすくなり、クリック率の向上が期待できます。 実際に、検索キャンペーンに住所アセットを追加するだけでGoogleマップ広告も配信されるため、追加の手間はほとんどかかりません。

Googleマップ広告とGoogle広告の違いは何ですか?

Googleマップ広告はGoogle広告の一部です。 Google広告は検索結果、YouTube、ディスプレイネットワーク、Googleマップなど複数の配信面に広告を出せるプラットフォームです。 その中の1つの配信面としてGoogleマップがあり、住所アセットの設定によってGoogleマップ上に広告が表示されます。 つまり「Googleマップ広告」は「Google広告の中のGoogleマップ配信面」と理解するのが正確です。

複数店舗でGoogleマップ広告を出す場合の注意点は?

複数店舗を運営している場合は、すべての店舗のGBPをGoogle広告アカウントに連携させましょう。 P-MAXキャンペーンの「来店数と店舗売上の向上」目標を使えば、各店舗の近隣ユーザーに自動で最適な店舗の広告を表示してくれます。 店舗ごとの成果を比較し、パフォーマンスの良い店舗に予算を寄せることも可能です。

まとめ

Googleマップ広告(ローカル検索広告)は、「今まさに近くの店を探している」ユーザーに自店を表示できる、店舗集客の即効性のある手段です。

この記事のポイントを整理すると、Googleマップ広告はGBPの情報をそのまま広告として使う仕組みであること。 検索キャンペーンの住所アセットまたはP-MAXキャンペーンを通じて配信されること。 GBPの情報充実度と口コミ評価が広告の成果を大きく左右すること。 MEO施策と併用することで、短期と長期の両方で集客効果を得られること。 口コミ評価4.0以上を確保してから広告を始めるのが理想であること。

Googleマップ広告は設定自体はシンプルですが、その効果はGBPの品質に直結します。 広告費を投下する前に、まずGBPの情報を万全に整えてください。 それが、Googleマップ広告の費用対効果を最大化する最大の秘訣です。

店舗向けWeb広告の全体戦略は広告集客の総合ガイドで、MEO対策の詳細はMEO対策の総合ガイドで解説しています。 P-MAXキャンペーンの詳しい設定方法はP-MAXキャンペーンの解説記事をご覧ください。

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